XX・憧れのヒーロー

「あざみは永遠に心理学の考察を続けていたい。

 そのためには、日々の困り事に目を向ける必要がある。

 

 今の生活は順調で良い。

 問題があるのは、会社員時代の自分。

 

 あの頃は判断を間違えた。

 ZZ・ニートを甘やかしてはいけないのに、それをやってしまった。

 

 ニートが悪だというのは、両親の影響ではない、あざみ自身の本音だ。

 自力で食べていけないなら餓死するしかないから。

 

 ただ、ニートでも『俺は餓死するからもういいです』と言い切れるニートなら良い。

 『俺は働きたくない、でも食べていきたい、他人に食べさせて欲しい、誰か俺の面倒を見てくれ!』という赤ん坊が一番の悪なんだ。

 

 次から、赤ん坊を大人にする方法を考えていく」