ART23のダンス作品は、大抵、三人の踊り、それぞれのソロ、三人の踊りで閉め、という構成になっています。
一曲目は、雅楽を用い、棟方志功の東北経鬼門譜の版画が、両端は黒で、中央に向かうほど白が多くなるグラデーションになっていることから、舞台の上手から下手、奥から手前に行くほど、低いまたは黒いイメージから、高いまたは白いイメージとし、三人がそれぞれのイメージを舞踏譜をつくり踊りました。中央では、千手観音のイメージの振りも入れました。

青森県美で、版画の実物を見たときは、あれは本当に畳が10数枚あるような大作なのです。黒子から、人間、行者、羅漢、菩薩、中央の鬼門仏、それが、ほぼ対象な感じに描かれています。黒子が横たわっている感じや、羅漢が、アロンジェしてバッセという、バレエのボーズのような部分もあって、これは、そのまま、踊りの譜面だ!と思ったのです。