野球肘は保存療法で治す事が多いですが

中には靭帯損傷のひどい人やロッキングが起きている人など

病態が酷い人は手術を選択しなければならない人もいます。


手術必要の可能性がある疾患は


上腕骨小頭離断性骨軟骨炎


関節ネズミ


内側側副靭帯断裂



では野球肘で行う手術とはどんなものがあるのか?



肘関節鏡手術


離断性骨軟骨炎


ドリリング(骨穿孔術


離断性骨軟骨炎の場合まず損傷部位を綺麗にしたあと

直径1mm程の穴を数箇所に開けて

自分の膝から骨軟骨を円柱状で採取し肘に移植します。


また剥がれかけている上腕骨小頭が

正常に近くまだくっつきそうな場合

自分の骨で作った釘で固定し、くっつくのを待ちます。


遊離体摘出


関節鏡視下で鉗子を使い遊離体を摘出していく


※遊離体とは関節ネズミのこと


遊離体摘出のみの場合

ボールを投げるようになるまで約一ヶ月かかります


ドリリングの場合

ボールを投げられるようになるまで約四ヶ月の時間を有します。


関節鏡手術の場合、手術跡の痛みも少なく傷も少ない



再建術


内側側副靭帯断裂


トミージョン手術


内側側副靭帯が断裂し手術を行う場合

投げる方とは逆の手(右投げなら左手)の長掌筋腱を用い

移植する方法。


骨で作った釘と直径4mm程度の

小さなスクリューを用いてくっつける。


※長掌筋とは手を思いっきり握ると手首の所に浮き出てくる筋


2時間程の手術で終わり肘には8cm程度の傷が残る。


復帰には投手で6~9ヶ月

野手、または野球以外で6ヶ月の期間を有す



トミージョン手術を受けた投手


村田兆治、桑田真澄、松坂大輔、藤川球児、五十嵐亮太など