我々の、塾という仕事。
子供の夢を叶えるお手伝いをする仕事。
幼い頃から、親子が夢見てきた、上位校や大学。
そこに子供達を送り出すお手伝いが出来る仕事。
だから我々は、資格も無いのに先生と呼ばれるんじゃないのか?
医者のように命に関わる仕事ではなくとも。
教員のように道徳心を生徒に教える仕事ではなくとも。
代議士のように、国や地方を動かす存在じゃなくとも。
弁護士のように、誰かの命が関わるような出来事は無くとも。
夢を扱う仕事。
だから先生と呼ばれるのではないか?
お金儲けだから、綺麗ごとだけじゃなくとも。
精一杯、努力して見せてこそ子供の夢に近寄れる存在になれると思うんです。
世の中に、親以外で、必死な大人が目の前にいるから子供は先生と呼ぶんじゃないですか?
私は昔、生徒に先生呼び禁止をしていた事がある。
でも今は、先生でも、さん付けでも何でも良い。
子供が感じたままの呼び方で。
夢を叶える役って、どの映画や童話でも重要な役柄。
我々は、子供にとって成績を上げる魔法使いでなければならない。
魔法はつかえないが努力でそれに近い事は出来るはず。
子供の夢を叶える仕事。
その手伝いが出来る仕事。
生徒の文句や他人をうらやんでも仕方ない。
そんなことをするから、資格がなくなるんです。
塾講師にも資格は存在しますよ。
生徒がいてこその塾講師。
いなければ、ただの人です。