今日は悔しさと憤りに眠れない。
自分、他人、周りの喧騒。
全てに苛立ちを隠せない。
何故に妥協したのか。
そこに恥じ入る事はなかりしか。
自分に問いかける。
受験も模試も定期テストも全て。
点数は『取る』のではなく『獲る』ものだ。
妥協など有りはしないはず。
そこに妥協をし、生徒に『獲る』ではなく『取る』を教えてしまった。
その結果が今日。
自分を甘やかしたくなる。
良くなっている。
大丈夫だ。
間違っていない。
それは違う。
間違っていた。
ここまでなら良いなんてない。
受験にそれを設けた時に、自分を失う。
麻布学院では無くなる。
だから『取る』ではない。
『獲る』のだ。
欲しいものを我慢などする事はない。
もっともっともっともっと。
俺は貪欲に生きなければならない。
もっともっと点数にしがみつき、『取る』のではなく、生徒と『獲る』のだ。
獲るとは全てのテストにおいて首位を獲る、首席を獲るという願いを込めた言霊。
1人を泣かせる人間は全ての人間を泣かせてしまう人間になりかねない。
今日の悔しさと惨めさは忘れない。
自分の間違えは決して赦さない。
自分に厳しく。もっと厳しく。
妥協の二文字は生涯捨て去ったはず。
今日の悔しさと憤り、惨めさを次の糧に。
前を見据えて。
何時間もデータを見続ける。
答えが出るまで何時間でもだ。
次は笑わせる。必ず。
それが俺の仕事だから。