第72期 王座戦挑戦者決定戦
昨年度はタイトルホルダーであった永瀬九段。
タイトルを取り返すべく挑戦者決定戦まで勝ち上がってきました。強い思いを感じます。
羽生九段はタイトル99期の状態がずっと続いており、100期挑戦に王手がかかるこの挑戦者決定戦。
お二方ともにこのタイトル挑戦には並並ならぬ思いがあると思うので、すごくワクワクします。(個人的には羽生九段を応援)
昨年の藤井竜王名人と豊島九段の第71期王座戦挑戦者決定戦は、素晴らしい対局でした。😭
いまだに再放送があると見入ってしまうほどです。
そんな熱戦の予感。
今日は月曜日。
残念ながら序盤中盤はじっくりとは観れません。終盤を楽しみに1日頑張ります!
羽生九段の先手で対局開始
序盤は時間をかけずに(特に永瀬九段は速い)
手が進みます。
序盤の序盤は羽生九段のリード
永瀬九段が逆転し、じりじりと永瀬九段がリードします。
気付いて落ち込む永瀬九段…
昨年の王座戦の第4局を思い出してしまう。
それでも徐々に盛り返していき永瀬九段が優勢を保ちます。
76手目、永瀬九段の1五銀 厳しい!
残り時間がお互い40分ほど
飛車と角の交換が行われました。
95手目、羽生九段2六歩
一時はかなり優勢だったのが、一気に互角に戻ってしまいました。終盤はベストを指せないとガラリと変わってしまいます。
羽生九段にチャンスが来ました!
ここでの羽生九段のベストは8五銀
しかし…羽生九段の指した手は3七歩
チャンスをものにできませんでした。
ベストを指せず、また永瀬九段が優勢に。
羽生九段は1分将棋に
かなり厳しい状況に何とか手を探しますが…
114手目、永瀬九段が43玉としたところで
羽生九段の投了となりました。
永瀬九段が概ねリードし、羽生九段は苦しい状況が続く対局でした。羽生九段は何回か来たチャンスをものにできませんでした。
AIベストを指すことがいかに難しいか、そしてそれを逃すと(特に終盤では)崩れてしまう将棋の怖さをまた知りました。
コロナの病み上がり、会長の激務の中で挑戦者決定戦に出られる羽生九段は本当に素晴らしいです。
藤井さんが王座戦の決勝トーナメントの表を見てインタビューに答えられていましたが、予想した様に永瀬九段が挑戦権を得ました。
立場は逆転しましたが昨年と同じカードの王座戦。
リベンジに燃える永瀬九段と藤井王座のタイトル戦。
盛り上がりそうです。
羽生九段、永瀬九段、お疲れ様でした。 ✨