ハロウィン直前週末、Bunkamuraオーチャードホール、亀井聖矢さんのピアノリサイタルに行ってきました。



区長の呼びかけやお巡りさんによる取締りなど徹底されており、ハロウィンの心配された混雑はありませんでした。

渋谷は日々変わる!
あちらこちら工事だし、同じような建物ばかりになっているし、おまけに電車のホームも変わってるし、方向音痴の私は結局避けたかったハチ公口に出てしまい、スクランブル交差点を通過することに。

目印の東急本店が工事中(?)で、Bunkamuraにたどり着くまで手間取ってしまいました。

無事到着

ホールに入るとピアノが3台


なんだかワクワク
プログラムを見て、どれをどのピアノで弾くのか思いを巡らせました。



オールショパンプログラム(他の方ですが)、コロナ禍前に聴いて4年ぶりです。

開演です

第1部
真ん中のスタインウェイで、スケルツォ第4番から始まりました。
先週のコンチェルトでも思いましたけど、亀井さん、1音1音がクリア。

次いでプログラムでは前奏曲第1番
1番しか弾かないの…?
ここで亀井さんのトーク
3台を聴き比べて下さいと。

まずプレイエル 1843年製
ショパンの時代のものです。


プレイエルを聴くのは初めて。装飾もオシャレです。スタインウェイと比べると小さいし、サロン用ということなのでしょう。
優しい少しこもった音。木のぬくもりがします(個人的感想)。

エラール 1911年製


エラールは、並行弦というお話しで、ハープをイメージしました。
見た目が地味だけど、音は思ったより明るいです。

そしてスタインウェイ


やっぱりゴージャスな音。華やか。
前の2台と比べると音が多彩です。

スタッフの方がプレイエルを真ん中に移動
マズルカ 作品59
ショパンの音ってこんなかな?
聴きながらいろいろ想像が膨らみます。

次いでエラール
ワルツ 作品34
鍵盤の感覚、ペダルも違うだろうし、全く違うピアノを弾きこなしてしまう亀井さん、すごいです。

アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22
この曲は、プレイエルで弾かれました。
「壊さない様に弾きます」などと、ピアノの移動の間に楽しいトークも。
本当に大好きな曲なので、プレイエルで聴けて幸せでした。


第2部
ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 作品58
スタインウェイで弾かれました。


拍手は鳴り止みません👏👏👏

アンコール
亀井さんが「アンコールは英雄ポロネーズですがどのピアノで弾きますか?」と、拍手でアンケート。プレイエルが選ばれました。
ショパンが弾く姿を妄想してプレイエルの英雄ポロネーズを聴きました。

亀井さんの演奏、ピアノの聴き比べ、合間の楽しいトーク、大満足です。

素晴らしい演奏をありがとうございました。✨✨✨

家に帰ったら、エビのビスクスープとかぼちゃのサラダのハロウィンメニューの晩ごはんを夫が作ってくれていました。
感謝!