能力は実務や資格、研修、書籍などで磨くことができます。特定の能力に特化したも のもあるため、ネットなどで調べてみると良いでしょう。一方、人格磨きは本人の考え方が重要になりますが、これまでに身についてしまった考え方はそう簡単には変えることができません。そのためゆっくり時間をかけて考え方を変えていく必要があります。まずは相手の立場にたって物事を考えることを意識してみましょう。そうすることで相手は何を望んでいるのかがわかり、自分が行動すべきことも見えてくるはずです。
また「どうせ自分には無理」などのネガティブな言葉は口にしないことも大切です。口にすることでネガティブな思考はどんどん深みにはまってしまいます。無理だと感じたときは「大丈夫。自分ならできる」と声に出してみましょう。ポジティブな言葉を口にすると、前向きに考える切っ掛けになったり、心が軽くなったりすると言われています。小さなことからコツコツと、できることから少しずつ行っていきましょう。
仕事を通じた自分磨きは、自分の能力磨きであるとともに、自分の人格磨きでもあります。自分という存在は、仕事ロボットではありませんから、人間としての思想を伴い思想を実践する存在である必要があります。ロボットに思想はありませんから、ここに一個の人間としての自分磨きの根幹があると言わざるを得ません。
ところで、二つに分裂したかに見える能力磨きと人格磨きですが、両者はつながっています。人格(あるいは思想)は、自分が何をすべきかを決定します。そして、その決定したことを能力によって実現するからです。人格未熟なままに何かを考え、その未熟な思想に基づく考えを、修得した能力によって実行してしまったら、悪い結果になる可能性が高まります。
人格が未熟であるのに、能力だけが高い場合、最も悪い結果になるのです。自分磨きをするのであれば、能力磨きと人格磨きとを歩調を合わせて行わないと、良い結果にならないのです。これは、気付きにくいことですが、特に注意したいことで、闇雲に能力向上を目指しても意味がない、と言うことです。
予想外のトラブルが次々と起きる仕事の現場では、それを上手にこなして行く中で、能力も人格も高まって行くことが期待されますが、不正な手段でトラブルを解決しようとする場合もあるはずで、その場合、人格は地に堕ちることにもなるでしょう。だからこそ、はっきりと意識して、能力磨きと人格磨きとの両立を目指すことが、どうしても必要になるわけです。特に医療や介護の現場では、このことを肝に銘じておかなければなりません。人間性を磨いてこそ良い仕事ができるのです。福祉や医療の業界で働く人への参考として<自分磨きでキャリアアップ>