次女が無事、中学校を卒業しました。



卒業式に出られるのは保護者1人だったので、旦那に出てもらいました。

長女の時はもちろん、次女の式も殆ど私が出席していたので、旦那にもいい機会だと思ったし、私が出たら絶対泣いちゃうと思ったから。



3年前の小学校卒業式は。

まわりのお母さん達が談笑している中、1人で泣くのを必死に隠していました。

長女が亡くなって間もなくて。

そんな事が綴られた次女の優しい手紙を読んで。



当時の気持ちは言葉に言い表せません。

どれだけ辛くても悲しくても悔やんでも、容赦なく時間は過ぎていって、それに必死に対応する日々でした。

私だけじゃなく、きっと家族みんながそうだったと思います。



あれから3年。



本当に色々あった。

とんでもない事もあった。



でも。



次女はたくさんの友達に囲まれて。

たくさん写真を撮って、はしゃぎまわって。

最後までたくさん笑って。

中学校を卒業しました。



そんな未来に辿り着けた事を。

心から良かったと思っています。



いつだって、そこに長女がいてくれたらなお良かったと思うけれど。

カタチを変えた長女は、今でも傍で見守ってくれていると思うから。

会話はできないけど、きっと「おめでとう」と笑ってくれていると思います。



我が家は家族写真を撮る時、必ず長女の遺影を持って撮影します。

次女の卒業式後も、自宅前で長女の遺影を持って、家族みんなで写真を撮りました。



4月から次女は高校生になります。



一時は高校に行けるかどうかもわからない状況になったけれど。

次女は一生懸命頑張って、なんとか高校に合格する事ができました。



思い描いていた進路とは全然違うけれど。

それもまた人生。

これから始まる3年間が、次女にとって笑顔の多い3年間になる事を願うばかりです。



卒業式後、次女から家族宛てに手紙を貰いました。



旦那、私、長女。



それぞれ手紙が分かれていて。

長女への手紙だけは絶対に読むなと言われたので、長女の遺影の裏に納めました。



そこにはどんな事が書いてあるんだろう。



私宛ての手紙には。

「今までありがとう、これから弁当よろしく。」

程度の事しか書いてなかったけど。



長女宛ての手紙は、読まなくても内容が濃いとわかりました。

封筒の厚みが、私の手紙とは全然違ったから。



そこにはきっと、3年間次女が抱え続けてきた長女への思いが、たくさん詰まっているのでしょう。

きっと、長女も微笑みながら読んでくれていると思います。



春が来ます。



3度目の春は。

一昨年より、去年より。

笑顔の多い春にできそうです。