南ちゃんの活動が始まった初期の頃。
ヤブを綺麗にした所に、タマノカンアオイが自生していた。
それをカエデの広場の上の方に、何株か移植した。
ナラ枯れが猛威を振るった頃、ここもたくさんの木々が倒れた。
カエデの広場から桜の広場までが、立ち入り禁止になった。
それで、タマノカンアオイの事をすっかり忘れていた。
そろそろ入れそうだから、と仲間のクニコサンと春の始めに見に行った。
だいぶ増えていた。
ふと思い出して、今、ギリギリ移植出来る時期なので移植しようと。
ニノさんも誘い、3人でカエデの広場に入った。
道は、ヤブに覆われて分からない。
それで、通れそうな所を私が先頭になり、鎌で薙ぎ払いながら進む。
映画でジャングルを、こうして進むシーンがあるよね、と笑う。
目指した桜の木の所を奥に入る。
たぶん、ここと探すが見当たらない。
あちこち、探すが見当たらない。
私が、地面の感じが何か違うから、ここじやないと思うと。
「もっと上かな」とクニコサンは、上の方に行った。
私は、違う桜の木を探すが、ヤブが凄くてよくわからない。
少し下に桜の木があるので、そっちの方に鎌を振りながら行く。
桜の木から、中に入ったら、あ、ここだ!
そして、元気いっぱいのタマノカンアオイ。
ずいぶん増えている。
二人を呼ぶが返事がない。
少し戻って大声で呼ぶが、なかなか返事がない。
やっと微かな返事。
藪の中は、声が通らないのかな。
移植分を掘り起こし、一の森に行く。
一の森とエビネの森に植えた。
元気に育ってくれるといいな。
ヤブは凄かったけど、楽しかった。



