一昨年前の夏の記録です。


令和4年夏。
暑い日が続き、仕事でくたくたになる夫を心配していました。

ここ2か月ほどの間に、異常な体重減少 (ー7kg)があったからです。

結婚27年、夫は大きな病気をした事がなかったので、胸騒ぎが止まりませんでした。


私「パパ、病院へ行こうよ」
夫「大丈夫。夏バテしてるだけだ」


……


いくら言っても、病院へ行ってくれませんでした。




2022年9月初旬

朝夕は、少し涼しくなった頃、夫の普段の様子が変わり出していました。


食べ物へのこだわり(好き嫌い)が変わったり…
イライラするようになったり…


休日になると、ずっと体を動かして、やりたい事をしていた夫が、だるそうにぼーっとしていたり。


直感で、どこかがおかしいって思いました。




2022年9月中頃


わたしの不安な気持ちを精一杯伝えましたが…
夫は、いつも通り、頑なに病院へ行く事を拒みました。


この日のわたしは、心を決めていました。
拒まれても、必ず診察に連れて行く!と。

車のドアを開けて、無理矢理助手席に夫を乗せました。

そして、そのまま町医者へ連れて行きました。

(後に、この時無理矢理でも病院へ行ってくれて
ありがとうって何度も言ってくれました)


採血の結果、血糖値が500を超えていました。



先生は
「このレベルは、即入院となる値ですよ
普通に立っているだけで、辛いはずです」
と驚いていました


夫は
「自覚症状はないですよ。大丈夫です」
と答えていました。


わたしは、診察してもらえた安心感から
妙に冷静でした。
単純に、糖尿病だったんだ…と思いました。

一旦、血糖値を下げる飲み薬を処方してもらい、帰宅しました。




次の日、病院から電話がありました。


細かな血液検査の結果が出たが、肝臓の数値が余りにも悪いので、1日でも早く大きな病院で検査を受けてください!との事でした。



この時から、1年半の膵臓癌との闘いが始まりました。