ヤンキースのイチロー選手がついに4000本安打を達成しました。

本当に本当におめでとうございます。


昨晩はイチロー選手4000本安打の映像と記者会見をたくさん見て、

彼を入団からずっと見ていられる、リアルタイムで見ていられる自分の幸運さをしみじみと実感してました。



私は本当に昔からパリーグが好きなので、イチロー選手のことも、

ブルーウェーブ時代からとても良く知っています。


彼と田口さんの外野守備が見たくて球場に足を運んだこともあるし、

今ほど常時パリーグの試合を見れる時代じゃなかったけど、

それでも見れる限りパリーグ、彼の出てる試合を見てたし。



私はよくダルのことを特別と書くけど

イチローはまた別の意味で特別。


彼はいろんな意味で野球の価値観を変えてくれた人でもあるから。





あと、私はずっと彼を「自分のことだけが大事」的スタンスで中傷する輩にウンザリしてきました。


だって95、96年の彼を見てたら、

どれほど「チーム」としての優勝を望んで欲していたかわからないわけがない。

なのにどんどん勝手にマスゴミにイチロー像を作り上げられて。


何の大人の事情か、

やたらに比較してはイチローを下げる記事も出まくった。

今思い出しても腹立たしいほどに。


だからWBCは問題山積みの大会だけど、

ほんとあの大会自体は突っ込みどころ満載なのだけど、


イチローの本当の姿を普段野球を見ない人たちにたくさんたくさん伝えてくれた。

彼への誤解を解く大きなきっかけになってくれたという、この一点に関してだけは95点。(苦笑)




会見でのイチローの言葉がいろいろ沁みました。

22年間走攻守あれだけ高いレベルでプレーし続け、

ほとんど怪我をしなかった彼の言葉は重みが違います。


誰よりも節制し努力してきた天才。


会見でもちょっとうかがえたけど、

今の彼は自分のイメージと40という年齢からくるギャップで思うようにいかず、

しんどい思いをすることが増えているのかもしれない。



それでもイチローというアスリートは言い訳せず、

どこまでも高みを目指していくに違いなく。



あらためて彼をリアルタイムで見てこられたことを幸せだと思うし、

一野球ファンとして、

これからの彼の生きざまをしっかり見届けたいとも思いました。







でも4000本ですよ。

異次元過ぎて凄さがわからなくなるぐらいの数字。


というか、イチローのうちたててきている数字はどれもこれも凄すぎて、

私若干麻痺してますからね。

凄いことに慣れ過ぎ。(苦笑)


だからもしかして、

彼がどれほど偉大な存在なのかを心底実感するのは、

彼が選手としてのキャリアを終らせる決断をした時かもしれないし、

それよりもっと先のことなのかもしれないとも思う。








それからあの瞬間にムネリンが居合わせたことですが、


イチローを大好きで大好きで彼と一緒にプレーすることを夢見て海を渡り、

いろいろあって願いがかなわなくても、

持ち前のガッツと愛されキャラで、

日本にいたとき同様、メジャーでも多くの選手やファンを幸せにしてくれているムネリンへの、

野球の神様の粋な計らいだったのか。


そう感じられて、これもまた嬉しかった。