競泳の五輪代表選考会(全日本選手権)が始まりました。



現在の世界記録や各国の選手の持ちタイムを分析し、

「標準記録」(そのタイムで泳げば五輪で準決勝に進める可能性が高い)を設定し、

それを切って、なおかつ「上位2位までに入る」のが絶対条件。


あの北島康介でさえ結果が出なければ代表になれない。

一発勝負の選考会にピークを合わせることができ、

プレッシャーに負けず結果を出せた選手だけを五輪に連れて行くという、

これ以上ないほどわかりやすくシビアな選考会。




会場の緊張感がテレビを通しても伝わりました。

初日は4名の代表が決定しましたが、

標準記録を切っても3位に終わって代表を逃した選手もいたし、

勝っても標準記録に届かず五輪に行けない選手もいたし、


競泳の選考会は本当に本当にシビアな世界です。



男子400メートル個人メドレーでは2人が大幅に日本記録を更新して代表になりました。

1人はまだ高校生、もう1人は世界選手権銅メダリストの堀畑くんです。


堀畑くんはプレッシャーに強いタイプの選手だと思うけど、

このレースで自己タイムを大幅更新し堀畑くんに勝った荻野くんも同じく相当メンタルが強そう。


2人の五輪本番での泳ぎがめちゃくちゃ楽しみになりました。




そして今日は男子100メートル平泳ぎの決勝。

予選準決勝と1位のタイムを叩き出した北島選手、調子は良さそうです。


今大会前の彼、とてもいい面構えをしています。

いい結果を期待しています。





(追記)

やはりこれも書いておきます。


競泳の選考から胡散臭い不透明さを消してくれたのは千葉すずさん。

彼女の功績は大きい。