8人組ボーイズグループ・ATEEZ(エイティーズ)が現地時間12日、米最大の音楽フェスティバルの1つである「Coachella Valley Music and Arts Festival(以下、コーチェラ)」に出演し、世界中から注目を浴びた。K-POPボーイズグループ史上初めて「コーチェラ」のステージに立った彼らが賞賛される理由をを改めて振り返る。


「コーチェラ」初日となった金曜日、かつてBLACKPINKも経験したSAHARAステージに降り立ったATEEZ。この日SAHARAには、砂漠地帯ならではの砂まじりの風が吹き荒れていたが、8人は50分間に渡りエネルギーが途切れることのないステージを努め上げた。50分間全てを、強烈なダンスナンバーに割いたATEEZ。エネルギーに満ちた猛烈なパフォーマンスは、K-POPを聴かない現地の音楽ファンまで熱狂させたという。パフォーマンスの一部には韓国の伝統芸能を取り入れ「韓国の“粋”で魅了した」として国内でも話題になっている。


多くの海外メディアも彼らに熱い関心を寄せた。米ビルボードは「コーチェラ初日最高の瞬間」の1つとしてATEEZの公演を挙げ、 10曲に及ぶダンスパフォーマンスを高く評価した。LAタイムズはボーカル・ラップ・ダンス全てで魅了した舞台を賞賛し「ATEEZがいつかはコーチェラのヘッドライナーを飾ることができるだろう」と評している。英音楽サイトNMEも「フェスという制約をものともせず会場を沸かせた」「コーチェラと彼らの歴史的な関係はこれだけで終わらないだろう」と更なる飛躍の可能性にも触れた。


SNS上の反響も熱い。TikTokではATEEZのパフォーマンス動画が「coachella2024」の関連動画の上位に上がり、中には100万いいねを超えるバイラルヒットを起こしたものもある。


4大大手事務所が勢力をふるうK-POP界で、小規模事務所のKQ ENTERTAINMETに所属するATEEZ。彼らをここまで押し上げた理由とは何なのか。


圧倒的身体能力

&表現力で生み出す

迫力の演劇的パフォーマンス

ATEEZが評価されている最大の要素はパフォーマンス力だ。メンバー全員が高水準のダンススキルを誇り、高い身体能力を要する高難度の群舞を軽々とこなすだけでなく、曲に憑依するかのような表現力まで兼ね備えている。


彼らのアルバム表題曲はほぼ全てハードなダンスミュージックで、曲のクライマックスに最も強烈な見せ場を作る構成が多い。後半にかけて強度を上げていく振り付けはその分エネルギーを必要とするが、彼らは全ての場面で妥協しないステージへの情熱を持っている。


パワフルでありながら、指先から頭まで1つ1つの動作・表情には感情を乗せ、曲の世界観を紡ぎ出す。例えば、全身で激しく踊りつつ、指の先は細かく震わせたり、白目を剝いてアイドルらしからぬ荒々しい表情を見せたり、人間離れした不気味なしぐさで踊ったり、時には怪物に剣を振りかざす英雄そのものになったりする。特にリードボーカル兼メインダンサーであるサン(SAN)の迫力のダンスと表情演技はK-POP界トップレベルで、その激しさ故に衣装が破けたり、血が出たりすることもあるという。


彼らのパフォーマンス力はデビュー当初から知られており、「砂漠を航海する海賊と謎の暗黒組織」という難解なコンセプトを纏いながら、デビュー曲「Pirate King」では海賊の人格が憑依したようなステージでそのコンセプトに説得力を持たせた。以降、カムバックごとにディストピア映画のような重厚なストーリーを展開しているが、違和感なく没入できるのは抜群の表現力故だろう。


「憑依型アイドル」の異名まで持つようになった彼らは、コンサートでも大掛かりな演出を用いながら劇場型エンターテインメントの形を確立した。近年のATEEZの単独コンサートは、全編を通じてSF作品のようなストーリーと圧巻のパフォーマンスを楽しめる唯一無二のショーとなっている。


今回の「コーチェラ」では、派手な演出といえば伝統舞踊の獅子舞が登場したり、クラーケンの脚を模した巨大バルーンオブジェが登場したりしたくらいだった。しかしフラットなステージ上でもシアトリカルな魅力が最大限に発揮されたパフォーマンスは高い評価を受けたようだ。


ボーカル・ラップスキルまで

全てが実力派

ダンスに限らず、ボーカル・ラップの才能まで全員が高水準であり、ライブの質の良さと安定感でも知られている。ボーカルメンバーは激しいダンスをこなすと同時に安定した歌声を披露するため、その実力の高さで音楽批評家や先輩アーティストまでも驚かせてきた。


特にメインボーカルのジョンホ(JONGHO)は、オペラ歌手レベルの音域を誇る稀有な才能として有名だ。「コーチェラ」でも披露した「WONDERLAND(Symphony No.9)」では、ジョンホが4段高音を披露する見せ場があり、その最高音は、男性で出せる人はかなり珍しいB5だ。今回ジョンホは強風の吹く野外ステージで4段高音を成功させ、海外のSNSユーザーからも「K-POPにB5が出せる男性ボーカルがいるの?」と驚きの声が上がるほどだった。


特にメインボーカルのジョンホ(JONGHO)は、オペラ歌手レベルの音域を誇る稀有な才能として有名だ。「コーチェラ」でも披露した「WONDERLAND(Symphony No.9)」では、ジョンホが4段高音を披露する見せ場があり、その最高音は、男性で出せる人はかなり珍しいB5だ。今回ジョンホは強風の吹く野外ステージで4段高音を成功させ、海外のSNSユーザーからも「K-POPにB5が出せる男性ボーカルがいるの?」と驚きの声が上がるほどだった。


ハードな楽曲が多い特性上、2人のラッパーも重要な存在だ。メインラッパーのミンギ(MINGI)はパワフルなロートーンラッパーで、メインダンサーでもある彼の見せ場は曲中で最も歓声が上がるポイントでもある。自らラップメイキングをしながら、振り付けまでこなす彼のクリエイティブなアーティスト力はATEEZのステージをより輝かせている。


キャプテン(リーダー)であるホンジュン(HONGJOONG)も、ミンギと共にメインラッパーを努め、ミンギとは対照的なハイトーンの鋭利なラップで楽曲にステージに色を加える。ラップだけでなくボーカルもこなすことのできるオールラウンダーでありながら、楽曲制作能力まで誇るホンジュン。ほぼ全てのアルバムで作詞・作曲にクレジットされており、KQ ENTERTAINMETのプロデューシングチームEden-aryと共に積極的に制作側にも参加する彼は、ATEEZの独特な世界観づくりに貢献している。


K-POP界随一の

“中小事務所の奇跡”

小さなマネジメント会社から世界に認められた“中小事務所の奇跡”であることも、ATEEZが評価されるべき要素だ。彼らが所属するKQ ENTERTAINMET(旧Seven seasons)はかつてボーイズグループBlock Bをマネジメントしていた小規模会社。デビュー当初の事務所職員は10人余りだったという。


そんな小さな会社で結成されたATEEZだったが、彼らのパフォーマンス力はデビュー前から異例の反応を得る。デビューの約半年前、YouTube上で公開されたATEEZのダンス動画の完成度が話題となり、欧米のK-POPファンを中心にバイラル現象を起こしたのだ。2018年10月にデビューすると、さらに海外ファンを増やし、デビュー4ヶ月目にしてシアター規模の北米・ヨーロッパツアーを成功させた。

一方、ATEEZのデビュー直後からK-POPは第4世代に突入。大手事務所の大型グループや乱立する新グループの勢いの中、小規模会社所属のATEEZの待遇は良い物ではなかった。メンバーは当時を振り返り「どん底から這い上がった」とも語っている。それでも驚異的なATEEZのパフォーマンス力は度々話題の種となり、順調に支持者が増えていた頃、コロナ禍が彼らを襲う。


ワールドツアーが中止となり、小規模会社であったKQはかなりの経済的打撃を負ったという。それを補うかのようにコロナ禍で多忙な活動を続けた彼らだったが、ミンギが心理的不安のため長期で活動を休止。しかし、そんなATEEZにも2021年春、Mnetのサバイバル番組「KINGDOM : LEGENDARY WAR」への出演で転機が訪れる。6組の人気K-POPグループがパフォーマンスバトルを繰り広げるという番組で、最年少グループながら全身全霊をかけた迫力のステージを繰り広げるATEEZが話題となったのだ。これを機にATEEZは大きく知名度を上げ、中小事務所所属の中ではトップの人気を誇るグループとなる。自身が主催するイベント「D.U.N.K.」にATEEZを招待したBMSGのSKY-HIも「KINGDOM」を見て彼らに惚れ込んだという。


ワールドツアーが中止となり、小規模会社であったKQはかなりの経済的打撃を負ったという。それを補うかのようにコロナ禍で多忙な活動を続けた彼らだったが、ミンギが心理的不安のため長期で活動を休止。しかし、そんなATEEZにも2021年春、Mnetのサバイバル番組「KINGDOM : LEGENDARY WAR」への出演で転機が訪れる。6組の人気K-POPグループがパフォーマンスバトルを繰り広げるという番組で、最年少グループながら全身全霊をかけた迫力のステージを繰り広げるATEEZが話題となったのだ。これを機にATEEZは大きく知名度を上げ、中小事務所所属の中ではトップの人気を誇るグループとなる。自身が主催するイベント「D.U.N.K.」にATEEZを招待したBMSGのSKY-HIも「KINGDOM」を見て彼らに惚れ込んだという。


一方、大衆向けではないハードなダンス曲を貫くATEEZは国際的なメインストリームとは距離があるままで、巨大なファンダムを持つ大手事務所のグループが増えたことからも、大規模海外フェスや米音楽賞におけるK-POP枠を中々掴めずにいた。しかし彼らは自分たちのスタイルを突き詰め、より質を高めることで成長曲線は上がり続けた。2023年12月、ついに4大事務所以外から初めて米ビルボードのメインアルバムチャートで1位獲得に成功。その約1か月後、ついにK-POPボーイズグループ初の「コーチェラ」出演がATEEZになることが発表されたのだ。


重厚な世界観、

相反する誠実な人柄

前述のとおりATEEZは“砂漠から出航する海賊王”をテーマにデビューし、グループ独自の世界観を確立していった。「HALA HALA」や「WONDERLAND」のMVでは、海賊であるATEEZと対峙する暗黒勢力“HALATEEZ”まで自分たちで演じ、その後も現在までアナキズム的思想を含んだ壮大なストーリーを紡いでいる。


アルバムリリースごとに、MVで次に出るアルバムを暗示したり、街中や地下鉄に意味深なゲリラ広告を撒くなど、彼らの世界観をよく表した異質なコンテンツの数々で没入感を高めてきた。


またダークでミステリアスなストーリーや荒々しいパフォーマンスと裏腹に、メンバーが皆誠実で謙虚な人柄であることもATEEZの大きな魅力だ。

メンバーは全員韓国人で、ソウル外の地方出身だという。ひとたびステージを降りれば純粋で素朴な青年に戻る姿は、ステージだけに真面目に全力を注いできたのだろうという印象を抱かせる。パフォーマンス中は悪魔が憑依したような表情まで見せるホンジュンも、プライベートではファッションアートや写真が趣味だという繊細で哲学的な一面を持ち「良い感性と影響力を表現したい」という彼の目的意識がファンから支持されている。

皆が主体的で自立した一面もあり、人気グループが多数参加する音楽祭でオーディエンスが混乱に陥った際、ATEEZメンバーがセキュリティスタッフと交渉を続ける姿も話題となった。


砂漠から出航した海賊王たちは、約6年の歳月を経てカリフォルニアの砂漠の舞台に戻って来た。小さな事務所の新人だった彼らに今、世界中から注目が注がれている。彼らの第2週目のパフォーマンスは、日本時間20日に「コーチェラ」公式YouTubeを通し生配信される予定だ。







今夜も来てくれて

ありがとうございました


画像・動画・他

お借りしました











未だ興奮冷めやらぬ

ATEEZのコーチェラステージ初日




いまやATEEZの9番目のメンバーといっても

過言ではない(過言だ)

クラーケン

🐙









ATINYには見慣れているとはいえ

色・デザインやその動きまで

ほんとリアルに出来ていますよね

ほんとキモチワルイですよね






でもこのクラーケン、

よく見ると






吸盤が
プロペラになっているではありませんか



さらによく見てみると




ハンドルや羅針盤などもあって

当に海賊:ATEEZの
コンセプト仕様になってる!

🏴‍☠🚢










はじまりを思えば


当初、番組出演さえ心配する様々な意見も
ありましたよね

ジョンホの4段階高音だって
ATEEZの武器を使おうと
このときだけのスペシャルだったはず

やがてそれはATEEZを代表する曲の1つとなり

コーチェラの
砂混じりの強風の中、

「Say My Name」

「HALA HALA」

「Guerrilla (Rock Version)」

「Crazy Form」

「ROCKY」

「The Real」

「ARRIBA」

「DJANGO」

「BOUNCY (K-HOT CHILLI PEPPERS)」

「Wonderland (Rock Version)」

パフォーマンスはもちろん
全て見事に歌いきったのも
不可能の壁をたくさん壊してきた
尋常ではない努力と経験の賜物

ジョンホが宣言していた
「とんでもない夜」

ATEEZを証明するに価する
多くの絶賛・賞賛に感慨深くなります














そして、

歴史あるコーチェラでも流石に

砂漠でタコを仕留めたのは

ソンファさんが世界初でしょう









ステージ降りれば

みんな仲良しなんですけどね