昨年に比べて、異常なくらい易化したような気がします。

問題集から、切り抜いてきたんじゃないかってくらいに(笑)


多分ですが、「出来る!」って思った受験生は多いんじゃないでしょうか。


1(5)は、典型的な分数問題。

分母を積の形にすれば…。「あー。分数の掛け算を引き算に直すやつだ」と分かります。


2(6)は、約束記号通り計算すれば、「441」と出ます。

ここから、素因数分解で、3×3×7×7とできれば、{3,2}×{7,2}とでます。

南女っぽい問題です。


3(7)もあらゆる問題集にあるような問題です。(6)と似たようなものです。


4(8)は、比の積商ですが・・・急ぎすぎて、「36枚」と3枚引き忘れの誤答がありそうな予感。


5(10)は、浜の生徒だと余裕で出来そうな予感が。

名○研などの塾の生徒だと、全部通分して計算しそうです。


「192=2×2×2×2×2×2×3」

なので、

2だけで出来る約数・・・「1,2,4,8,16,32,64」

3だけで出来る約数・・・「1,3」

なので、約数の和は

(1+1/2+1/4+1/8+1/16+1/32+1/64)×(1+1/3)=127/48です。


6(11)は難しいですが・・・、

25度と360度(1周)の最小公倍数を取れば、敷き詰めた角度の総計が分かるので、72枚+1枚(これで始めと重なる)=73枚。逆比でも出ますが、「72枚」の誤答がたくさんいそうな予感。


7(12)は円の基本「中心と円周の1点を結ぶ作業」で二等辺三角形を作ると、中心の合計(360度)と六角形の弧の中心以外の角度の合計が同じになるので、弧の角度の合計が「360度」と分かります。よって18.84cm


10(16)は、中心と円周上6点を結ぶと、直角二等辺と頂角30度の二等辺が3つずつできるので、225とわかります。


11(18)は斜めの道を足し忘れるかも。「63通り」です。


12(20)は一番難しいんじゃないでしょうか。


まず、底面の円周を比べると、

円柱①・・・31.4cm

円柱②・・・20cm


円は相似の関係なので、

半径の比=長さの比=31.4 :20=10×3.14 :20


面積比は同じ数字をかけたものなので、

円柱①:円柱②=100×3.14×3.14 :400


高さは、

円柱①・・・16cm

円柱②は平行四辺形の面積計算から、

31.4×16÷20=8×3.14


よって、体積比は

円柱①:円柱②=100×3.14×3.14×16 :400×8×3.14

          =157:100


出来た生徒は、少ないんじゃないでしょうか。



印象として、「円が多い!」「計算が面倒!」

学力もさることながら、要領の良さを発揮できるかだと感じました。


答え合わせをしようとするとき、「待って。あと少し」と言う子。

間違えたとき「ここで足し忘れた。」と原因がつかめる子。

質問するときに、「ここまで分かるけど、そこからどうして良いかわからない」と言う子


こういうことの言える子は学力が伸びるし、現に伸びている。


当たり前だろ!! と言われるかもしれないが、実際は言える子は少ないと思う。


だから「どうして間違えたのか、式を追ってみよう」と言う。


図をもう一度、書き直してみる。

式に、単位や言葉を添えながら何を計算したのかを考えさせる。

そこで、考え違いした部分をあぶりだして行く。


これに時間を費やし、親子で算数を学習するといいと思う。

間違いに怒り、喧嘩になるよりいい(笑)



受験を目指すお母さんへ。

1日10分で良いから、そういう係り方をしてほしい。

そこで、自分の子どもを客観的にみてほしい。


そう思うこの頃。





比較的、容易な問題が多かったように思えます。

ケアレスミスの連発で・・・となる可能性があるんじゃないでしょうか。


1(6)で%にし忘れて1/6と書く。

4(2)で1を足し忘れて75日と書くなど。


多分、最も難しいのは1(11)だと思います。


(11) 夜、高さ5mの街灯から少しはなれたところに身長150cmの人が立っています。この人がある方向へ□m移動すると影の先端が10m移動しました。


相似の問題ですが、

街灯:人=10:3なので、

街灯から影の先端までの距離:街灯から人までの距離=10:7


なので、10m:7m

よって7m


問題の書き方が小学生にとって難しく感じるので、どう簡単に解釈できるかだと思いました。

まぁ、とても難しいわけではないのですが・・・。


正直、金城の方が難しいかな?

受験算数において、重要な線分図です。

小3のうちにできたらいいなと、いつも考えています。


理由として、

1、逆算の考え方を定着させやすい。

2、2数の大小(AはBより100円多い、少ない)の判断がつく


どうしても線分図が定着できない場合には、○などの絵を使うといいと思います。



意外と名○研の生徒は書けない気がします(笑)

特に、5年生の相当算と多い少ないが絡んでくると・・・。

崩壊・・・の様な。


線分図の単元を体系的に指導できたらいいなと思います。



個人的には、「思考力算数練習帳シリーズ」という緑の小冊子が一番定着させやすい気がします。

大きい書店でないと売ってませんが。

私の個人的な見解ですので、間違っていることもあると思いますが、ご了承下さい。


私は、大手塾が好きではありません。

経営規模的に敵わないからでなないです(笑)。



1つに、昨今の大手塾は、生徒の理解に重点が置かれていない。

言い換えると、カリキュラムの進行に重きを置かれすぎていると感じます。

まぁ、大手なので仕方ないといえばそうなんですが・・・。

現場の先生方も思ってるんじゃないでしょうか?

ただ「理解出来ていなくても夏休み(2学期)に、同じ単元をやって定着できますから」

って、言うしかない・・・。


よく、基本は出来るが文章が変わると解けないという相談を受けます。

大体は、「授業で先生の書いたものまねをしているだけで、本質は分かっていない」です。

4年生の線分図、6年生の逆比などその典型だと思います。

多い・少ないが表せない、逆にする所がどこか分からないとか、ありませんか?



2つに、拘束時間が長いこと。

復習というのは、時間をかけて内容を噛み砕かせる時間だと思います。そこで悩んだり、解説を読んだりして試行錯誤をさせなければならないその時間を奪っている。

「長い拘束時間=学習」では無いと思います。


よく子どもたちが「勉強する時間が無い」と口にするのは、言い訳ではないと思います。

確かに時間が無い(笑)



3つに、受験に向いていない生徒だということを告げない。

中学受験は12歳の受験です。身長の高低と同じように、その子の身の丈にあっていない学習をさせることもあります。それは伝えるべきだと思います。高校受験で頑張れる子どももいます。そういう子どもたちをそのまま塾に残すのは、ちょっと考え物かなと。



いま思うことはこれくらいです。