昨夜は、発芽玄米酒「むすひ」を傍らに読書。
「発酵道」は、寺田本家の自然原理に沿った酒造りと、そこで欠かせない微生物について語られている。
微生物の世界は、競争原理よりも協調原理の方が強く働いているらしい。それぞれの微生物が使命・役割を果たしながら共生し、安定を保ち、循環が成り立っているのだそう。
ふむふむ、微生物から私たちが学べることがたくさんありそうだ。
多種多様な微生物が参加することによって、命の宿ったお酒ができる。雑菌を排除しながら、純粋な菌だけを培養して造られたお酒に生命力はないと。
「微生物に教わるダイバーシティ」
寺田本家の「むすひ」
蓋を捻るとシュッと音がして、菌が呼吸していることが分かる。決して舌に美味いお酒ではないが、命が命を支える最高の良薬だ。