嬉しい声を掛けて下さったのは、御歳85才になられる女性。
こちらの老人有料施設には、月に3回訪問し、ヨガをご指導させていただいております。
毎回足の指を開いたり、反らせたり、回したり、グーにしたり、パーにしたり、積極的に動かします。
「足指力」は、
正しい歩き方に繋がり、膝痛や股関節痛の改善・予防、そして立位や歩行が安定するため、高齢者の転倒防止になります。即ち寝たきり予防、認知症予防。そして、集中力を高めます。
初めは足指がかたく、開くと痛いし、自分の意思でなかなか思うように動かせないもの。パーができないものです。あなたも是非試してみてください。
この女性はほぼ毎日、”足指トレーニング”を続けて下さっているとのこと。
すると、
「普段裸足でいることが多くなりました。足指の感覚がどんなものかってことが最近分かるようになったんです。この歳になって初めて(笑)。歩く時もフラフラしなくなったし、嬉しくて!」
いくつになっても、
「できなかったことができる」ことは”喜び”
高齢になるほど、その喜び度は増すのかも知れません。小さな自信につながります。
そして、年齢に関係なく、施したことに身体は応えてくれる!小さな積み重ねが大切なんですね。
継続は力なり
シニアヨガから学ばせていただけることがたくさんあります。
今や80数年、お付き合いしていくことになる身体。”自分を表現する為の道具”を人任せではなく、自主的なメンテナンスはされていますか?