マラケシュから砂漠の町 メルズーガへ向けていざ出発!


まずは事前に購入しておいたワルザザードまでのバスチケット片手にバス移動です。


バスはマラケシュ駅近くのCTM社にて購入。


1人片道80DH(1120円)で朝7時半に出発。


約3時間半でワルザザードへ到着し、次の目的地であるエルフード行きのバスチケットを購入しようとするがよくわからない。


さっきのCTMの運転手に尋ねてみると、なんと今まで乗ってきたバスがエルフード手前のエルラシディアまで行くという。


地球の歩き方には直では行けないから何度も乗り継ぐみたいな事書いてたのに・・・


本当に当てにならない・・・



ということでそのままバスに乗り込みエルラシディアまで行くことにする。(ワルザザード‐エルラシディア間も1人80DH(1120円)でした)



そらとみみたぶ~ふなき的3ヶ月間世界一周編~
↑地名がややこいので参考までに地図また載せます。




このワルザザード‐エルラシディア間、とりあえずヒヤヒヤしました。


何がって、めちゃくちゃ山道で細いのにものっすごいスピードでバスは走る走る。


落ちるんじゃないかってドキドキ。



そらとみみたぶ~ふなき的3ヶ月間世界一周編~
↑窓からの山景色。雲は目の前。




そらとみみたぶ~ふなき的3ヶ月間世界一周編~
↑こんな感じの山道。



運転手さんにしてみれば慣れた道だからなんだろうけどほんっとにすごいスピードだったー。


ま、無事に到着したのでよかったのだけど。



結局エルラシディアに到着したのは夜の6時ころ。


途中何度かごはん休憩などがあったので遅くなってしまいました。



そらとみみたぶ~ふなき的3ヶ月間世界一周編~
↑途中止まった村。ごはんとか食べれました。




そして、今日の本題はここからなのです。(前振り長くてスイマセン。)


エルラシディアからメルズーガまでは途中のエルフードやリッサニという町を経由しながら行くんだけど、どうやら公共のバスは1日1本しかないらしい。


なのでだいたいの人はグランタクシーという乗り合いタクシーみたいなのを使うとのこと。


幸いバスに乗っていたスペイン人の男女3人もメルズーガに行くというので、5人でメルズーガまでグランタクシーで行くことにしました。


エルラシディアのバス停に着くと、驚くほどたくさんの客引きが・・・


ここでタクシーを拾うとやたらと高い値段でふっかけられると聞いていたので、流しのタクシーを拾おうと移動するが客引きはめげずに着いてくる。



するとスペイン人、「1人20DH(290円くらい)でメルズーガまで送ってもらいましょう」と交渉開始。


・・・それってものすごい破格なのだけど、(通常最寄りのリッサニという町まででも1人50DH以上かかる)スペイン人は動じない。



「何言ってんだよ、そんなの無理だよー。1人100DHは最低かかる。」


客引きはそんな感じで言うんだけどスペイン人は本当にめげない。


「それならほかのタクシー拾うからいいわよ。」


「オレらはすごい安いんだぞ!」


(たぶんそんな会話してたはず)



そんな感じでやり取りをして結局1人40DHでメルズーガまで送ってもらえることになりました。



すげー・・・


私たちだけだったらぜったい1人100DH以上払ってたよ。


で、客引きにいわれるまま変な事務所みたいなとこに連れていかれる。


車を準備するからというのだけど、やたらと待たされる。


そのうちどんどん仲間みたいなのが増えてきてなんか不穏な空気・・・


あれ、、、これ、なんか・・・




「たぶん彼らはマフ○アだと思う。」


スペイン人のエミリオが言いだす。


・・・だよねぇ。


だって明らかにおかしいもん。


たかが一台の車移動なのにどんどん人が増えていって、さらに車も壊れかかったベンツ。


車内を見てみると完全に派手な装飾。


「本当にこれ、安全なの?」と交渉してくれたスペイン人のカルメンに聞くと、


「うん、そう願いたいわね。でもこんなに安くはほかでは行けないし。」





えーーー!!


絶対変なとこ連れていかれて身ぐるみはがされるって!!!


ヤバイヤバイ。。


でも今更乗らないなんて言ったらこの場で殺されるかも・・・


どんどん妄想は悪い方向へ行くが、もはや後戻りできずに結局乗ることに。


完全に5人乗りの車に私たち5人+運転手+1人が乗り込み7人で夜道を進む。



助手席に私と彼は二人で乗って(もちろん1人用の席)半分硬直。


どこで降ろされるのか・・・いったいどんな変な場所へ連れてかれるのか・・・お金要求されたらとりあえず命だけは助けて下さいって言おう。


そんなことばっか考えてました。


しかし後ろの席のスペイン人3人とモロッコ人は終始会話を楽しむ。


もしかしたらスペイン人が危なくないように和やかにしようとしてくれてたのかもしれないんだけどね。


途中モロッコ人の携帯に電話がかかってきてはマジで怒ってるんじゃないかと思うほどに強い口調でアラビア語を話していました。


ぜったい手下と話してるよー・・・

うー。。。怖い。。。



どんどん暗い道を走ってついに街灯さえもないところへ。


しかも1時間で着くって言ってたのに2時間経ってもまだ着かない。


しまいに舗装された道路からいきなりガタガタの道に入ってついに本当に真っ暗なところへ入る。



・・・こんなとこで降ろされたらもはや生きては帰れない。。。



そんなネガティブなことを思いながらただただ祈ってました。




すると1件の建物の前でいきなし車が止まり・・・






そこがスペイン人の指定したホテルだったみたいw


いやー、拍子抜けー。




普通に1人40DH(約560円)を払っておしまい。



うまく書けないんだけど、本当に本当に怖い体験だったんだけど、最終的に安く移動できたみたいです。



でも、本当にモロッコはマフ○アが多いらしいです。


というのも、やっぱりそれほど裕福な国ではないので、貧しさゆえにそうゆうことをしないと食べていけないみたい。


日本語とか英語とかしゃべれるんだけど、それも観光客から仕事をもらうため(ラクダツアーとか砂漠ツアーとかね)。


よっぽどひどいことをしない限り日本人が変な事件には巻き込まれないとは思うけど、お金をもらうことにはものすごい執着。


いかに滞在を引き延ばそうか、いかにツアーを高いものにさせるか、そんな感じで入れ替わり立ち替わり交渉にやってきます。



今回私たちは何事もなく終われたけれど、やっぱり「危ないかな・・」と少しでも感じたら、ぼられたとしても、普通のタクシーを使うほうがいいなーって思いました。


お金を払って危険な目に合わないなら絶対にそっちのほうがいいもんね。


命あっての旅ですから。



・・・とだいぶ長くなってしまいましたが(しかも中身もうまく伝わったか不安ですが・・・)こんな思いをしながらようやく砂漠へ到着しました!!


ほんとーはもっともっと中身が濃いのですが、私うまく書けなかったんで彼のブログ を見てみてください。


何やら詳しく書いてます。




砂漠での生活はまた後ほどUPします!!




そらとみみたぶ~ふなき的3ヶ月間世界一周編~
↑チラ見せ。ラクダと私の影inサハラ砂漠。