以前住んでいた家は、千葉市の端っこの方にある団地(要するにド田舎)の
一戸建てでした。
たいした広さでもないのですが庭があり、芝生が生えていましたので
この時期になると草取りをしなければいけません。
何しろ団地の周りは森?というくらい自然豊かな場所でしたので、のんきに
しゃがみこもうもんなら
「わ~い♪ゴハンだ~」(と、言ってるかどうかは定かではない)
やぶ蚊にたかられて、とても危険です。

いや・・・ここにはもっと危険なものが・・・

そいつは闇で息をひそめて狙っています。

自身真っ黒なため、日陰にいると見えないだけなのかもしれませんが、
いないと思って安心していると、確実に殺られます。

ミミンガは・・・いないな。よし!今のうちに草取るか!どっこいしょ・・・と




ぎゃあぁぁぁぁ!!!Σ(;゚Д゚)




何処から飛んできたのかわからない勢いで背中を駆け上がる黒猫

ビックリして立ち上がろうもんなら、爪を立てて背中にしがみつく

何て厄介なやつなんだ。。。(-_-;)

彼女の名前はミミちゃん。お隣のお猫様である。

彼女に速やかに降りていただくためには、頭を深く垂れ、お辞儀をすること。
そうすると自身も逆さまになるので、渋々降りてくださる。
その際に頭を蹴られることもある・・・ホント厄介。

降りた後は眼をクリクリさせながら、草を取ろうとする人の手にまとわりつく。。。
やっぱり厄介。
「にゃんっ♪」などと可愛らしい声を出すのだけれど、フサフサの毛が時節柄、
ひじょ~に暑苦しい。
てゆ~か、いいかげん草を抜かせて欲しい・・・(*´Д`)
結局、目的はほとんど達成できず、ムダな汗だけをかくはめになる。(冷や汗も)



ある夏の夜、網戸にして窓を開けていると、向かいの家から


「ぎひぃぃぃぃ~~~~!!!」


とゆ~絹を裂くような男性の悲鳴が・・・

あ、殺られたな。(。-`ω-) 殺られたね。(-ω´-。)


翌朝、お向かいの奥さんに確認すると、

「主人が帰ってきたときに玄関で鍵落としちゃって~( ´∀` ;)」

無防備にしゃがんだためミミンガの餌食となり果てたそうな。

めでたし。めでたし。(なのか?)