この歳になると、なかなか友達といっても思い浮かばないのだが
10代の時の友達はロクなもんじゃなかった気がする。
だから「幼馴染の大親友」とかいう人がいると、ホントかよ('Д')
と思う反面、とても羨ましいと思う。

そもそも友達というと、たまたま同じクラスだったとか、家が近所だとか
同じ部活だったとかで、うっかり話しかけてしまったがため、行動を共に
することが増えてしまったに過ぎない訳で・・・
選抜だのオーディションだので選んだわけではない。
性格が良いとか、趣味が合うとか、好きな男のタイプが被らないとか、
大事な条件はすべて取っ払って、とりあえずお試しで買ってみる穴馬券
みたいなもんじゃないのかな。
当たれば大儲け!ヤッホー!的な?

私の場合、この賭けにすべてハズレた。(T^T)/~~~

10代の頃は「大人っぽい」と「落ち着いてる」が私にとっての2大耳タコワードで、
話はいつも聞き役。頼み事・相談が異様なくらい多かった。
それはもう、自分がカリスマ占い師なんじゃねぇかと錯覚するくらいの頻度でねぇ。
そのせいかどうか分からないのだが、周りはどんどん我儘になってくる。
「なんとかしてよ~」などと叫ばれたところで
私は神じゃない。他をあたってくれ。
今ならスラッと言えることも、当時は言えない。
帰り道の公園で延々と愚痴を聞かされ、真っ暗になってから帰宅して親に怒られ、
電話回線を何時間もふさがれ、また親に怒られるという繰り返しだった。

何しろ子供だったしさ「友達だもん。放っておけないよ。」
なんて・・・頑張ってたなぁ・・・あたし。

その中でも特に酷かったのがM子。
中学の時のクラスメートで、高校は別の学校だったんだけど、そいつが
バイトしたいって言うから、当時私がバイトしていたところに
「ウチもまだ募集してるよ。」って声かけたのね。んで、2か月遅れで
同じ店に入ってきたのさ。
そこには私が入社した時から憧れてて、片思いしてるUさんという人がいてね
M子に言ったら「あんな軽そうな男がぁ?趣味悪~い。」とか言ってたくせに
半年後にあっさり取られた・・・と。

酷くな~い?酷いよね~?

もうその時は自分が世界一可哀そうなんじゃないかと本気で思ったよ。
その時点で「もうこんな奴友達でもなんでもない!」って悟るんだけど、
奴の場合はさらに上を行ってたんだな。これが。

まぁそのUさんというのも曲者で、何というか・・・博愛主義者というか、
下半身がだらしないというか、要は抱いた女の数を自慢にするようなタイプでね。
M子と付き合ってる陰で、私にもちょっかいかけてたのよ。
(しかも私以外にも、知ってる限りで他に3人の女がいた。)
そんなんだから最初はM子から奪い取ってやるつもりで付き合ってたけど、
なんかど~でも良くなっちゃってさ~
イッパツやって(まぁお下劣)その日の内にさよ~なら~。ってフッてやったのさ。
これだけ聞くと私ってヤリマのクソ女みたいだけど、そこに行きつくまで
それはそれは苦しかったし、身も心も蔑まれてボロボロだったのよ~(≧◇≦)

話がそれたけど、まぁUさんとはそこで終わって、Uさんの浮気遍歴に気づく事もなく、
相変わらず二人が付き合ってるとゆ~噂ぐらいしか聞いてなくて、2年ぐらい経って
からかなぁ~?
いきなりM子から電話が来たのよ。「Uと別れることにした。」と。
「はぁ?」だよね?
ぶっちゃけどうでもイイし、何でそんなこと報告すんだって感じ。
「あたしには関係ないし、二人の問題なんだから好きにすればイイじゃない。」
そしたら何言ってんだか全然分からないんだけど、突然泣きながら恨み言のような
言葉を叫びだして。
辛うじて「あの人とヤッたの?」てワードが聞こえたから思わず
「寝たよ。」
って言ってしまったの(;'∀')
「友達なのにヒドイ!」ってゆ~のも聞き取れたから
「友達じゃねぇよ。アンタ自分が何したか忘れたの?バカなの?」
その後もヒアリングが追い付かない言語でギャンギャン騒いでたけど
「そうやって一生被害者面して騒いでりゃイイじゃん。あたしアンタに恨まれても
全然怖くねぇし。」
と言い放ったらあの女ガチャ切りしやがった。

これが私史上最悪の友人(?)M子の思い出。
おかげでこの歳になっても人間不信が治らねぇんだ。これが。
人付き合いは悪くないと思うんだけど、あまり深くまで踏み込むのはねぇ~
やっぱりちょっと怖いかな。

素敵な友達関係を否定する気はないのよ。先にも言ったようにそれはそれで
素晴らしいことだし、心の底から羨ましいと思うしね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そんだけ。