「死」について考えるようになってきた

若い頃は「人生なげぇなぁ～」とか思ってた。
だって自分が死ぬこと想像してなかったから。
それまで生きてきた年数と比べて、折り返し地点にも到達していないんだから
当然っちゃあ当然なんだけど。

そんな私も半年後には５０になる。
４００～５００年前の日本なら、ほとんどの人間が人生終わってる。
その頃から比べれば平均寿命は延びているけれど、それだって
折り返し地点はとうの昔に過ぎている。
何かを成し遂げたという手ごたえは皆無。あったはずの夢や野望は霧散し
身体は日々いうことを利かなくなる。

空しいなぁ～・・・

こんなだから、長生きしたいとかは全く思わない。
そもそも私には子供がいない。結婚して３０年になるが、子供は作らなかった。
そのことに後悔はしていないが、孤独死には若干の恐怖を感じる。
兄のところにも子供はおらず、弟に至っては結婚すらしていない。
甥・姪という存在もない状況で無駄に長命を拝領などしたら
間違いなく孤独という地獄が待っている。
なんか無駄に怖い。ちびりそうである。

私の過去記事にも登場した変な癒し系Gさんはすでにこの世の人ではなく、
見かけお上品な清楚美人・中身極道のHさんに至っては４１歳の若さで
鬼籍に入った。
命のあっけなさを痛感する反面、先を越されたような悔しさもあるのだ。

幸い去年から年金生活に突入したダンナは健在で、毎日が日曜日生活を
謳歌している。ちょっとやそっとでは死にそうにない。
だからといって、こののんきな状況が永遠に続くわけもない。
いずれは独りになる・・・そんな覚悟をして生きる歳になったのだなぁと思う。