ものすごい強風でしたが、雨は思ったほど降らず


台風が通り過ぎました。


電車のダイアは乱れまくりで大混乱でしたけど


私の利用する路線はたいした影響もなく、普通に


出社して仕事してきました。


何より昼間はピーカン晴れ


風さえなけりゃ、汗ばむほどの陽気。


だからって、こんな日にわざわざ来店する客は


ちょっとオカシイ人だと思ったほうが正解でしょ。


そしたらさ~


ホントは昨日来た客なんだけど~


しかも昨日の夕方6時ごろ。


これから雨も風も激しくなるだろうと構えてるさなか。


それだけでも神経疑うのに、ものすごいビジュアルでねぇ


まず男のほうなんだけど、全体的に丸い。んで猫背。


終始うつむき加減で落ち着きなくオロオロした感じの


アキバが似合いそうな方。


んで無職。年のころは25~6ってところ。


まぁ最近は千葉でもよく見かけるタイプだしね。


別に驚きゃしないさ。


問題は彼女(?)のほう。


ピンクのパーカーに、目が痛くなるような極彩色の


細かい模様の入ったミニスカートで、エナメルドピンクの


スポーツバック。中央にキラキラのスパンコールでかたどった


でかい星のマークが、これまた目にまぶしい


とどめはヘアスタイルなんですけど…


頭の両サイドの高い位置で結んで、またピンクのラメ入り


リボンが悲しいくらい輝いてて…


なんだろう…?


もうゴリエにしか見えないってゆ~か~


パーカーの胸にもぼんぼんリボンがついたバッジみたいの


してるし~


路線としては大阪のオバチャンに近いんだけど、なんかそこも


若干外してるような…


もうこのカップル見たとき、思考回路が停止したというか…


そりゃあ、見かけたのがテレビ局内とかだったら、


「はじめて見る芸人さんかなぁ?」程度で冷静にスルーっすよ。


でも何かが違う、こいつらこっち側の人間じゃない。


「2人で暮らすから~ほどほど広くて~こいつがプーだから~


安くなきゃダメ。絶対。」


「へらへらしてねぇで、働けよ!おめぇ!」


女はまくし立てるように話、男は怯えながらうなずくのみ。


時折かみそりのような鋭いツッコミが入っても、彼はへらへらをキープ


「2Kぐらいから上で~できれば駅に近くて~家賃は3万円台で」




ねぇよ(-з-)



それでもウチの敏腕営業マンが、いくつか目星い物件を探して


ご案内。


え?決まったの?申し込み?


店内の温度が若干下がる。



でも…まぁ、お客様はお客様。


何事もなく契約できればそれが一番。




なのに。。。


なのに。。。


なのにぃぃぃ~~



強風の中、ゴリエは再びやってきた。


しかも昨日とまったく同じ格好で。


「昨日申し込んだ部屋なんだけど~やっぱ頭金が~」


頭金?別に家を買うわけじゃないやん。


ま、初期費用のことなんだけど。


「ちょっと用意できないし~暮れまでに探せばいいから」


っつうか、何で部屋なんか探そうと思ったの?


初期費用10万以内なんて物件ないよ普通。


普通に転がってない物件をあっさり流しに


ゴリエがやってきた。


「じゃあまた、来月来ま~す」


もう、来なくてイイよ。(´д`lll)





帰るときにもう一度ゴリエをまじまじと見た。


格好は強烈に間違ってるけど、間違え方も


若干古さを感じさせる。


この女、ぜってぇ~歳食ってるよ。


帰った後、入居申し込みの用紙をひっくり返して


みたらば…36歳  でした(TωT)


イタイ女っていうより…大怪我だよも~