余韻には浸れなかったものの、しっかり楽しんできた映画。
こちらの原作は既に読み終えていたのだけど、珍しく原作に忠実
とゆ~か、端折れる部分を思い切って端折って、大事な部分だけを
残したスッキリした作品に仕上がっていました。
「違う!そうじゃない!」とイライラする部分がなかったのですね。
それでいて登場人物一人ひとりの心情が痛いほどよく分かって
悪いことをしたはずの人なのに、なぜか憎めない。
東野さんの書く人間は、どれも捨てがたく無駄がないなぁ~と、
改めて思ったですよ。
悪人にも善人にも生きてきた道程があって、それをキッチリと描写
するから、見ているものが感情移入しやすいのでしょうね。
純粋に生きる人は哀しいです。
たとえそれが殺人のような大罪を犯した人であっても、真っ黒に
なりきれずに残った純白の部分が痛々しくて…
観てない方には何のことか分かりませんよね(^^;)
でも、人間が本来心の奥に隠し持っている残酷さと、無垢な純粋さを
同居させている男の物語でした。
石神先生って、原作のときは「カンニング・竹山」のイメージ
だったんだよねぇ~(あくまでも私の中で)
そこだけがちょっと違う。堤真一じゃ格好良すぎヽ(;´ω`)ノ
まぁ福山がありえないほどのイケメンだから、バランスは取れて
たのかもしれないけどね~
あ、明日はドラマ「流星の絆」だ。
こっちはまだハードカバーなので原作を読んでいません
(ファンのクセにセコイ)
どんなストーリーなのかな~と、純粋に物語を追ってる感じで
楽しんでます。
仕事はクソ忙しいけど、心の栄養は度々いただかないとね~
人間として干からびてしまうわ(。・ε・。)