頂き物のゴボウがたくさんあったので、

今夜はキンピラゴボウを作りました。


キンピラというと思い出すのが…

かれこれ10年以上も前の話。


当時宝石店に勤めていた私。

(社員じゃなくて嘱託だけど。)


んで、そこに働いていたオネエさんの話

なんだけど…


ある日、私にキンピラゴボウの作り方を

聞いてきたので、

「ごま油でタカの爪炒めて、千切りにして水に

さらしたゴボウとにんじん炒めて、砂糖と醤油と

みりんか酒…そこに少し水を差して、汁気が

なくなるまで煮えたら出来上がり。

白煎りゴマとかふるとなおGood♪かな。」

簡単に説明したげました。


すると

「ごま油かぁ…」

ん?そこに食いついてくるか?

「いや、ごま油の方が風味が出るからで、苦手な人も

いるし、普通の油でも問題ないよ。」


「え~?じゃあ、何がいけなかったんだろう?」


どうやら彼女が昨夜、初めて作ったというキンピラが

大失敗だったらしく、その原因究明に乗り出した…と。

(仕事しろよ…)


「大失敗って…どんな風に?」

「なんか粘って糸引いてる。」



粘る?糸引く?( ̄o ̄;)


納豆でも入れたんか?

とも思いましたが、どうやら使った材料に間違いはないようです。


「すごく甘くなっちゃってさ~大学芋みたいな味なの。」



ひらめき電球謎は解けた♪



「砂糖が多すぎたんだね。」


「砂糖が多いと固くなるの?」


固くなるほど入れたんかぁ…やれやれ( ̄□ ̄lll)


「ベッコウ飴みたいになってない?」


「なってるよ~(。>0<。)昨夜はそうでもなかったのに

器に残ったのラップして冷蔵庫に入れといたら

今朝は箸も刺さらないの~~」


すげぇ~…食品サンプル並?


「温めれば大丈夫かと思って、鍋に移して火に掛けたら

黒い煙がガンガン出てくるし…


もう料理の域を完全に逸脱してる…

でんじろう先生呼ばなきゃ。



結局、中身も煙のように真っ黒に焦げてしまったので

そのまま放置して仕事に来たらしい…


「やっぱあれ、もう食べられないのかなぁ…」



まだ食う気でいたんかいっ!Σ(・ω・ノ)ノ!