こう毎日暑いと、思い出すことがあります。


まだ、のんきにお勤めをしていた時の話です。


その日も異様に暑くて、あまり事務所から出たくない

日ではありましたけれど…

そういう日に限って、その日の内に行ってこなければ

ならないつまらない用事があるものです。


その日の用事は、郵便局に行って印紙を買ってくる

だけの、ホントしょ~もない用事。

けれどそこは勤め人の哀しさ…必要だと言う者が

いれば、奴隷の如くパシリと化さねばなりません。


郵便局までは片道5分というところ。

たいした距離ではないのですが、正規ルートを通ると

日陰が全くない。


これはツライです。

もう迷惑としか思えない太陽の恵みに、悪態の一つも

ついてやりたくなります。


そこで私が考えたのが、ビルとビルの間に、うなぎの寝床の

ようにして細く伸びている、薄暗い裏道を通ることにしたのです。


夜は怖くて絶対に通れないほど、昼でもかなり暗い道。

若干かび臭いというか、苔臭いというか…

でも暑さよりかはなんぼかマシです。

迷わず路地裏に滑り込みました。


お~やっぱ、体感温度が2~3度違うような気がする~♪

それに直射日光が当たらないのがなによりよねっ(^ε^)♪


足取りも軽く、のんきに歩いていて、ちょうど左側のビルの境目の

前辺りまで来ました。



んごぉーーー!!


( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚



突然の熱風


思わずよろめく身体


自分の身に何がのしかかってきたのか判断不可能




冗談抜きで、何かの爆風かと思いましたです。はい。



よく見ると、ビルの隙間に隠すようにして、エアコンの

巨大な室外機が…(ビル用だからとにかくデカイ)


臨戦態勢で不気味な熱風を吹き出し続けてる…


怖っ!((゚m゚;)


もうここまでものすごいと、ちょっとした兵器ですよ。


10秒もまともにあたってたら、本家・干物女に

なってしまう…( ̄□ ̄lll)

カッサカサのスルメババァはイヤだぁ~(ノ◇≦。)



それっきり、その道は絶対に通るまいと決めたのですが

たまにこの道の奥のほうから、「ぎゃっ!」という叫び声は

何度か聞きました(^^;)


ある意味、ちょっとした肝試しロードかも…