またまた唐突ですが、私はカナブンが嫌いです。


昔は特別好きでも嫌いでもありませんでした。




嫌いになったのは5年前の夏です。


暑いながらも、その日はわりと眠りやすい夜でした。


ぐっすりと爆睡していた私。


好き勝手な寝相で、腹も出していました。


すると突然、鏡餅のようなもち肌の腹に違和感を憶えたの

ですね。

ちくちくとするような、くすぐったさとゆ~か・・・


無意識に腹をさする私。


手に触れるささくれだった足。しかも動いてる。



どわあぁぁぁぁっ!!!



ビックリして飛び起きると同時に、その手に触れたものを

振り払いました。


「・・・んん・・・どした?」

寝惚けながら問いかけるダンナ。ハッキリ言って迷惑そう。


「分かんない・・・チクって・・・モゾモゾって・・・」


動揺して、しかも強制寝起きで、謎の物体に犯されそうになって

顔は涙と鼻水でグチャグチャ、言うことは支離滅裂・・・


電気をつけて謎の生物を捜すと、ひっくり返ってジタバタと足を

動かす一匹のカナブン・・・(わりとデカイヤツ)


「あんたが○☆‰■♭△@%!!!」


深夜に謎の雄叫びをあげる女。(--;)

腹を抱えて笑うその夫。



カナブンなんて・・・大っ嫌いだ!