週末はどこに出掛けていたんだ?という話しですが・・・
これがもう、なんのひねりもなく近場をうろうろしてました。
佐倉城址公園。
かつては「佐倉五十万石」と謳われた由緒正しき城の跡地。
ちなみに現在の佐倉市は、千葉県でも1,2を争う貧乏市です。
城址というだけあって、城はもうありません。
堀が少し残っているくらい。
跡地にはだだっ広い公園と、国立歴史民族博物館があります。
んで、問題のミステリースポットというのが、この公園内に
あるのですよ。
歴博から坂道を下っていくと姥ヶ池という、特に変哲もない
池があります。
その池のそばになぜかぽつんとたたずむ謎の階段・・・
他には何もありません。ただ階段だけです。
ここが、「絞首刑の死刑場だった」だの
「ここで写真を写すと霊が写る」だの
「魔の13階段」だのと言われているところです。
近寄ってみました。
写ってます?霊・・・
とゆ~か、12階段です。ええ、何度数えても12しかありません。
種明かしをしてしまうと、実はこれ、旧陸軍歩哨部隊の
訓練器具(?)なんだそうです。
歩兵隊というのは、平らな道ばかり歩けるわけじゃありません。
小高いところから飛び降りたりすると、足の裏が痺れますよね?
痺れても立ち止まることなく素早く移動できるように、日頃から
こういった訓練をする必要があるとかないとか・・・
あ~そうっすか( ̄o ̄;)
当時は日本各地にこの謎の階段があったそうなのですが、
終戦と共に取り壊したんだそうです。
そのほとんどが木製だったので、簡単に解体できたんですね。
でもこいつはコンクリート製・・・
「面倒臭ぇなぁ~」と言ったかどうかは解りませんが、壊す手間が
掛かるという理由で後回しにされているウチに、ちゃっかり残って
しまったというわけ。
旧陸軍、やること大雑把。
そんな理由も知らない若者が、階段だけという不自然さから
様々な憶測を繋げ、ミステリースポットとして定着したのでした。
その手のマニアの間では、出る!って評判らしい・・・
いったい何が出るんだよ(^^;)