さてさて、日付も変わり今日が命日ですが・・・

また来るのでしょうか?


ウチの飼い猫と言いましたけど、ちょっと微妙な関係で

なんて言ったらいいのかなぁ~

おしかけ猫?

とにかく変な関係でした。


ヤツとの出会いは10年以上前に遡ります。


ここに来る前、千葉市内の戸建てに住んでいました。

そこも結局7年ぐらいしか居なかったんですけど、初めて

越していった時に、我が家の庭で日向ぼっこしていたのが

この猫です。


たぶん過去にアメショーの血が混ざったのか、グレーと黒の縞

・・・とゆ~か、まだら模様になってしまったナマズ柄の猫。


奇しくもダンナと私の最初の感想は


汚ねぇ猫・・・


という意見で一致してました。


野良だとばかり思っていたのですが、実はお隣の飼い猫でした。

お隣は当時猫を4匹と、犬を1匹飼っていたのですね。


犬の方はまだ子供で、遊び盛りのせいか猫をかまうのですが、

この猫だけは犬嫌いということで、犬を飼い始めてから家に戻らず

半野良のような生活をしていると、隣の奥さんがよく嘆いていました。


んで、私達が越してくる前は、当たり前のように我が家を縄張りとして

居座っていたらしいです。


越していってすぐの時は、我が家も犬を飼っていたのでしばらく姿を

見せることはありませんでした。

安楽の地を追われた、さすらいの猫だったのですね。

私達も、どうと言うこともなく、特に気にもしていませんでした。


ところが、半年後にこの犬が死んでしまったのです。

ダンナはとにかく生き物が好きで、そりゃあ寂しがっていました。


何日かして、犬の気配がなくなったことに気付いたのか、再びこの猫が

我が家の庭にやってくるようになりました。

飼い犬を亡くした悲しみを紛らわせるため、ダンナが猫に餌をやることを

どうして止められるでしょう?

どんなに年寄の小汚い猫であっても、間違いなく癒やされていたのですから。


ここまでなら、ちょっとイイ話し。なんですけどね(^^;)


餌がもらえることが解ったので、居座っちゃったのよ・・・(--;)


お隣には全く帰らない。




え~と・・・( ̄□ ̄lll)




そのうち、お隣もウチも、どっちの家の猫か解らないような気分になり

近所の人にも笑われました。

「さんちゃんは、自分で飼い主決めちゃうのね。」って。

単に図々しいだけだと思いますが?


そんな訳で我が家の引っ越しが再び決まった際に、お隣の許可を

もらって今の家につれてきました。


結局10年も飼ってたことに・・・なるのかなぁ~( ̄ ^  ̄)


ウチが面倒を見始めた時すでに11歳だったので、享年は21歳。

人間だったら選挙権も持っています。

もう化ける寸前。

「にゃあ」としか言わないのがウソのよう。

ホントは喋れたんじゃねぇか?


何はともあれ命日です。

今日は1日、ヤツを偲んでやろうと思っています。