あ~仕方がないので、昔の会社ネタなど…
なにしろ変な人を育成しているんじゃないかという会社
だったもんでね♪( ̄∀ ̄)
では、その内の一人をご紹介致します。
隠れファンが大勢いたHさん。
石田ひかり似の日本美人で、無口、無表情だったため
ミステリアスな雰囲気で社内のマドンナ的存在でした。
ホントにね、無駄なことは一切言わないし(いつも聞き役)
笑う時も口に手を添えて「くすっ」って感じで、とても上品。
ハッキリ言って私と正反対のタイプ。
「あ~男はこ~ゆ~娘が好きなんだなぁ~」
って、文句なく納得できるような人でした。
ところが…私が入社してから女性陣の雰囲気が変わったとかで
(私が入る前は、皆どこか他人行儀でよそよそしかったんですと)
それにつられてジワジワと地を出してきたんですね。
普通の人だったら驚きもしないことでも、相手がHさんとなれば
話は別です。
なにしろ「トイレにも行かないんじゃないか?」とまで崇拝されて
いる、とびきりのお上品美人です。
汚い言葉遣いなど、彼女が発するどころか、こちらが発しても
理解して貰えないんじゃなかろうか?とゆ~ほどの人です。
ところが私は聞きました。
ある日朝礼で、支店長が営業の失敗の説教を長々としてまして
いい加減、無関係なこちらとしてはゲッソリしてたんですね。
すると私の隣にいたHさんがボソッと
「ダラダラうるせぇよ。ハゲ!」
Σ( ̄□ ̄lll)
一瞬、幻聴かと思いました。
でも、Hさんの前にいた人も、一瞬肩がピクッてしたので
間違いがないと思います。
また別のある日…その日のお茶当番だった私が、来客用の
お茶を用意している時、後ろをHさんが通りました。
「あ~腹減った…」
Σ( ̄□ ̄lll)
まだ10時だよ…っていうかお嬢さん!口調がオヤジなんすけど!
更に、Hさんが実はお上品じゃないということが分かりかけてきた頃。
ランチタイムの食後の余暇に、以前にご紹介した『破廉恥の女王』が
「なんか昨日から乳首が痒くて~」と言った話題で盛り上がって
おりました。
まぁ、この空気もどうかと思うんですが、Hさんは相変わらず「くすっ」
と笑うだけです。
お上品Hさん健在かぁ~と、ホッとするような物足りないような…
ところが次の日、皆で西友に昼食を買いに行き、唐揚げにしようか
焼き魚にしようかと悩んでいる時に、Hさんが女王に向って
「ところでび~ちくは大丈夫ですか?
私、掻きましょうか?」
Σ( ̄□ ̄lll)Σ( ̄□ ̄lll)
さすがに女王も私も口あんぐりでした…
び~ちく…しかも「掻きましょうか?」ときたもんだ…
こんな調子でHさんのマドンナ像は風化するように崩れ去り
彼女が退職する時には『親分』の異名に変わっていました。
彼女の変貌を、私のせいだという者が大勢おりますが
やっぱり素質の問題だと思うんですよね。
今は某総合病院で事務の仕事をしていますが、きっと
『親分』として君臨していることは間違いないと思います。