さて、いよいよ大詰めです(^^)

長くなりそうなので若干端折ってあります。

分かりにくいところはご愛敬と言うことで…(^^;)ゞ



バス会社に就職してからは、ほとんど家に帰ってくることも

できなくなりました。

今日は名古屋、明日は新潟、その次は仙台…という具合。

一日平均600Km以上走り続け、たまに帰ってくれば

泥のように眠る。

肉体的にはかなりきつかったと思います。


それまで毎日一緒にいるのが当たり前だった生活も

180度変化してしまったのです。

寂しさを紛らわせるために、私が勤め始めたのもこの頃でした。


経済的にはかなり余裕も出てきました。


でも、食事も一緒にできないような状況。独りぼっちの夜。

寂しくないと言えばウソになりますが、ダンナの方がもっとキツイはず。

文句なんか言えるはずもありません。

ただ身体の方は、とても気がかりでした。

事故も心配でしたし。


結局バス会社の方は3年ちょっとしか持ちませんでした。

原因は、糖尿病の悪化による視力の低下。

あまりにも身体を酷使しすぎたのでしょう。

どんなに収入が良くても、命あっての物種です。

辞めることに異論など唱えるはずもありませんよ。


今は某公共施設で水質検査管理の仕事をしています。

収入はかなり落ちましたが、のんきな職場で平穏な日々を過ごしています。


また、今の会社に移ったあと、今のマンションも購入しました。

家賃を払うより安いですし、資産的な安心も欲しかったので…


今はもう、家計のことなどは全て私主導で行っています。

ダンナの偉いところは、「俺の言う通りにしろ」という、ありがちな男気質の

ないところです。

会社を廃業した段階で、潔く全てを私に明け渡しました。

「自分は失敗した人間だから、才覚がない」と言って…


重荷から解放されたことで、今は穏やかな顔で過ごしていますが

時々、思い出したように

「あゆに苦労させないって言って一緒になったのに、情けねぇなぁ…」

と、ポツリと漏らします。


「あら、私はけっこう楽しかったわよ。」

平気で笑える私には、二人で乗り越えた苦労こそが誇りだと思っています。


それどころか、私がダンナのツキを下げたのじゃないかと、逆に申し訳なく

思ったこともありました。

「私が…『下げ』なのかなぁ…」

「いや、違うな。あゆを手に入れることに、俺の運を使い果たしたんだよ。」


ノロケみたいでこっ恥ずかしいですが実話です(////;)


「俺なんか、あゆが居なかったら、とっくに橋の下でのたれ死んでたな。」

「じゃあ、今度は二人で橋の下で生活でもしてみる?」

今は毎日、こんなふうにアホなこと言って生活してます。


一緒に人生を歩き始めて、まもなく丸17年を迎えます。

長くもあり、あっという間でもありました。

離婚件数が年々増加する中で、なんとなく自分達は大丈夫じゃないかと

思っている今日この頃。

夫婦円満の秘訣など、偉そうなことを言えるほどの年月じゃありませんが

「○○して貰いたい」という依頼心を捨て、「○○して上げたい」という

気持ちをお互いが持てば、夫婦というのは実は簡単に上手くいくのでは

ないかと思っています。


自分を基準にすると、人は誰でも意地悪になる。

相手を基準にすると、人は誰でも優しくなれる。


仲良きことは美しきかな♪全てこの世はコトもなし(^▽^)


おあとがよろしいようで…完結とさせていただきますm(_ _)m