ウチの兄はちょっと変わっています。

別に変態とか、精神異常じゃありません。


まずはその経歴から…


某農業大学卒業後、農林水産省へ入省。

千葉の田舎の統計事務局で、牛の頭数や稲の

作付面積を集計していた頃は、のんきに勤務

していたが、本庁(霞ヶ関)勤務になった途端

嫌気がさしてあっさり退職。

この時、結婚して半年。奥さんは元上司(9歳上)


退職後、奥さんのボーナスで鍼灸師の専門学校へ

通わせてもらい免許取得。


鍼灸師としての就職が困難なため、ウチのダンナの

口利きで、ダンナと同じ会社へ入社。


その会社で兄が入った部署は夜勤が多く、日中に空き時間

が多いため、その時間を利用し鍼灸の出張治療も行う。


そんなこんなで金銭的に余裕ができたため土地を購入。

来年の4月に開業することを目標に、

現在自宅兼治療院の建物の基礎工事中。


会社も12月で辞めるそうだ。


ここで一つの問題が……

ダンナ曰く

「兄ちゃんの送別会って、俺、出た方がイイのかな?」

「だって、部署が違うでしょ?」

「いや、兄ちゃんよその部署でも人気あるし、有志募ってやるよ。」


ふ~ん。そんなもんかねぇ( ̄_ ̄)


「みんなが『元気でな』とか言ってる脇で、俺が何言うんだよなぁ。」

「ま~ね~、別に縁が切れるわけじゃないしねぇ。」

「送別する意味から、俺だけズレてるもんなぁ。」

「でも有志だったら、出なくてもイイんじゃない。」

「まわりに『親戚のくせに』って、変に思われないか?」

「………そう?」

「仲悪いとか思われるのイヤじゃん。」


………私には、イマイチ理解できない発想(--;)


まぁ、なんだか知らないけどダンナと兄は仲良しです。

同じ会社でのんきに7年も勤めてました。


たまに兄が遊びに来ると、私のことほったらかしで二人で

会社の話に盛り上がってます。

仲が良くて結構なこった( ̄△ ̄)


15歳も年下の兄を、結構ダンナはたてています。


「なんで?」って聞いたら

「いちおう俺の義兄ちゃんだしさぁ~」………だって。


50過ぎのオヤジが30代後半の若造(?)を「兄ちゃん」と

呼ぶ姿は、端から見るとかなり奇異です(--;)