歯磨き粉のチューブって、侮れなくありません?


あ、もうなくなるな。と思って買ってきて準備して

いても、1週間ぐらい平気で使えちゃう。

お~けっこう出る!出る!なんて。


ウチの場合、各個人でお気に入りの歯磨き粉を

使っているので、なくなりかけてもダンナは無関係。

一人でバカみたいに絞り出してるのですよ。


ホントに終わり間際になっても、まだ出るんじゃない

かと、洗面所でムキになっている自分の姿が、

情けないやら、いじましいやら……


けれど不思議なもので、本当になくなってしまうと

まるで一筋の風が心の隙間を吹き抜けていくよう…


「ああ…もう、私が意地になることは、しばらくないのね。

さようなら…あなたのおかげで私、一生懸命の意味を

知ったような気がするわ。」

なんて、どっぷりセンチメンタルな気分。

バックミュージックはR・クレイダーマン。秋のささやき。


と、日常の何気ないところでも、しっかり女優になってしまう

私は、とても感受性豊かな人間です。

はい!はい!は~い!バカとか言わな~い。


でも、そのくらい必死になってしまうのですよ。いつも。

聞いてみたら、ダンナもそうだって。


似たものバカ夫婦。