9月1日です。1923年(大正12年)の今日
関東大震災が起こった日です。
たしか小学生の頃、新学期そうそうに防災訓練を
やらされた記憶があります。
当時、イスに付けなければならない座布団があって
これが袋状の防災頭巾入れになっていました。
座布団の一辺がマジックテープでとめるようになって
いて、中には当然頭巾が入っているのですよ。
んで、9月1日新学期
通知票やら夏休みの宿題を集め終わり、教師が程々に
説教をぶっこいたあと、けたましく鳴る防災ベル。
とりあえず机の下に隠れる演技をして、防災頭巾を被り
子供たちは一斉に校庭へと避難するのです。
9月1日です。
暑いです。残暑真っ盛りといった中、頭には綿の入った
頭巾です。
拷問以外の何物でもありません。
もうろうとする意識の中、汗だけがダラダラと流れ落ちます。
そして校長先生のありがたいお話。
「約60年の周期で、同じ場所で、同じような大きな地震が
起こります。今年は関東大震災から57年目になります。
関東大震災。この地震で、多くの人が亡くなりました。
地震はとても怖いのです………うんぬんかんぬん。」
先生…地震より先に、暑さで死にそうです。
結局、60年目にあたる1983年には、地震など起きや
しませんでした。
(その4年後くらいにけっこう大きなのが来たけど)
生まれながらの関東の人間はこの時期になると
「くるぞ~~くるぞ~~今年あたりどか~んと!」
などとうわごとのように騒ぎます。
たぶん幼い頃のすり込みがものを言っているのでしょう。
来るにしたって、9月1日とは限らないですよねぇ。
なぜ限定するのかが今だに謎。
ただ、ウチの近くのスーパー。
缶詰やらジュースやらを2メートル以上積み上げている
店があります。
シーチキンとか桃缶がピラミッドになってんの。
この店に、今日は近付かないでおこうと思っています。