そういえば、中学時代の先輩にスゴイ人がいました。

寺の娘で霊感が異様に強い人。


学校の階段の隅でブツブツ言っている。

「うんうん。まぁ気持ちは分かるけどね。成仏した方が

楽だと思うよ。こんなトコで自縛っててもキツイでしょ?」

学校の自縛霊と日常会話。


先輩、怖いですぅ~~~~!!!


突然、私の友人をビビらす。

「あれ?もしかして最近お祖母ちゃん亡くなった?」

「え?ええ、今年の春に。なんで知ってるんですか?」

「守護霊変わったなぁと思って。」

なんでも以前は兵隊スタイルの若い男だったとか。


っていうか、守護霊見えるんすかぁ~~~?


初めて会った時、私に言ったセリフ。

「わぁ~~珍しいオーラの色~~。」

「えっ?えっ?」

「緑って初めて見た。」

「そ、それは良いんですか?悪いんですか?」

「う~ん…ま、癒しの色だしね~。でも、魔女の色だよ~。

中世ヨーロッパなら確実に火あぶりだね。」


火あぶりはいやぁぁぁぁ~~~~!!!


なんでも、物心ついた時から家の中を霊が徘徊していた

とかで(寺だし)本人は慣れっこみたいでしたが、私らは

心底怖かったです。


よく電柱のそばで立ち止まって

「もう!毎日毎日いい加減にして!」って怒鳴ったり

道路脇に供えてあるお花を見て

「も~あんなこと(供花)するから自縛霊が増えるんだよ。

呼び止められるの鬱陶しいんだよね~。」

って、文句言ったり。


全てが私の知らない世界って感じで…

H先輩。今も霊達の愚痴をきいているんでしょうか?