↑数少ない私の作品の中で、一番の大物。
写真うつりの悪さはご愛敬♪ってことで。
学生の頃は本気でジュエリーデザイナーを目指していたのよ。
絵を描くのが好きで、何らかのデザインをやりたいと思った時真っ先に頭に浮かんだんだよね。
すごく綺麗なイメージがあったし…
関わってること自体が優雅な気がしてね。
がっ!
実体はえらい大変なんだよ。これが。
ヤスリで指先ガシガシ擦るから
爪も指紋も消えてゆく……(汗)
おまけに黒い!
汚れが染み付いて落ちない。
とても娘の手じゃねぇな。っつうぐらい悲惨な指先。
ガスバーナーを使うので火傷は日常茶飯事。
細かい作業故に顔を近付けすぎて前髪が焼ける……
髪の毛って、燃やすとスゴイ臭いのよ。
帰りの電車の中で、肩身が狭い。
特に雨の日。
女としてはかなり問題あり。の状態で学校に通い、彫金教室の講師に雇われて2年半くらいやったけど、結局バブル崩壊のツケから経営難の教室閉鎖でジ・エンド。
私の宝石物語もそこで止まってしまった。
手元に残ったのは数点の作品とたくさんの裸石。
いつまでも色あせない宝石達を、いつかかたちにしてあげたいと思う。