舞台観賞第８７幕
今週頭に新歌舞伎座で倉持裕作・演出の「歌妖曲」を観劇してきました
昭和４０年代の芸能界が舞台
中川太志演じる鳴尾定は芸能一家に産まれたが容姿から存在を消されていたが徳永ゆうき演じる闇医者によって美貌へと変身し桜木輝彦と名乗る
池田成志演じる芸能プロダクション社長で定の父親の鳴尾勲は山内圭哉演じるヤクザの大松盛男と共に芸能界で力を持っていた
プロダクションのエースの福本雄樹演じる定の兄の鳴尾利生の新曲発表会が盛大に行われる中、松井玲奈演じる父親から受け継いだ蘭丸プロダクション社長の蘭丸杏が現れ鳴尾のやり方に苦言を口にする
その会場には定の姿もあり復習が始まる
定は浅利陽介演じるチンピラの徳田誠二と出会い兄弟の契りをかわす
定は蘭丸と徳田を巡り合わせて蘭丸プロダクションのエースとして桜木輝彦として成功していく一方で鳴尾プロダクション(父親)への復習をしていく
復習によって鳴尾プロダクションのタレント中村中演じる一条あやめ等は次々と事故にあう
しかし兄の利生の事故は定が求めていたものではなかった
そこから蘭丸、徳田との関係が崩れだし定の復習先も狂い出す
中川太志の二役の明暗の演技は素晴らしい
松井玲奈の凛々しい姿は美しい
玉置孝匡と香月彩里演じる歌番組の司会者は笑いを誘う
歌あり笑いありであっという間に時間がたってました
