今日は4月16日。
甲子園球場で、この曲を聴いたのが11月16日。
「遠くへ」
「1991年からの警告」
あれから5ヶ月後の今、世の中がこんな状態になっているなんて、誰が想像しただろうか…
どちらの曲も、私が甲子園で聴きたい曲ということでブログに書いていました。
その時は、この曲の言わんとすること、
「今、何ができるか…」
何かを訴えかけられている…
ハッと息をのむほどの怖さのある曲であることは、重々分かっていたつもりでしたが…
ただ漠然としか考えていなかったような気がします。
「1991年からの警告」
湾岸戦争が始まった日が「1991.1.17」
中国で初めて新型コロナウイルスの感染が確認された日が「2019.11.17」
日本での感染が確認された日が「2020.1.16」
甲子園球場でこの曲を聴いた次の日には、既に今のこの状況の序章が始まっていたのです。
WOWOWでの映像は、最初に観た時からとてもインパクトがあるものでした。
この曲に入る前のSIRENのような音から、ドローンが横切っていく。まるで宇宙船のようで。
そして会場を赤く染めるこの映像。
演奏も、矢萩さんのギターやホーンセクションが、この曲をよりシリアスにさせている気がします。
間奏での、これはSEというのか?
英語での無線の声。
改めて歌詞を見てみたのですが、最後の部分。
「So Long So Long」
これは、歌詞カードだけなのか?
歌っている音源を聴いたことはありませんが、直訳すると、
「とても長いね」なのですが、
ここでの意味は、「さようなら…じゃあね」
それを知った時、ちょっとショックを受けました。
もう逢えない
「さよなら…」
なのかと。
でも、こういう言い方は、次に会うまでの時間が永くて待ち遠しい…という意味での親しいひとや恋人との別れの挨拶らしいのです。
「遠くへ」での最後の歌詞、
あなたは涙を
知りたいのか
センセーショナルな歌詞で、ここでもドキッとさせられますが、そうならないために、再び会えるまでの、
「So Long So Long」
なのかと。
この曲が作られてから29年。
目には見えない、形の無い戦争。
誰が悪い訳でもない。
1991年からの警告は、今のこの状況への警告でもあったのか…