ドラマティック・カンパニー公演『Amore Me Too!! 〜ご存知!! 水戸の黄門様、天下分け目の大騒ぎ!? 〜』初日
サブタイトルは長いけど、「アモーレ水戸」にかけたグッドタイトル。
25周年を超えたドラマティック・カンパニーが、国民的タイトル「水戸黄門」に挑戦。
DC版・水戸黄門は、秋之桜子の書き下ろし脚本、花組芝居の加納幸和の演出でおくる、時代劇ミュージカル・コメディに仕上がった。
思ったよりも歌が多く、みんなそれなりに歌えて、芝居に殺陣にダンス、手品にギャグにお笑いにコール&レスポンスと盛りだくさんの内容。幅広い年齢層を楽しませる2時間たっぷりのエンタメショーになっていた。
客席からは自ずと手拍子が出たり、笑いや驚きが出たりと、まずまずのリアクションか。
ただ、ストーリー的にはイマイチすっきりこない話。
悪党の吉保の忍びだった者が、次の場面で光圀のために働くくノ一として突然現れ、キレッキレの歌とダンスを踊っても、気分的に手拍子などできないよ。だってスパイでしょ。
お犬様に無礼を働いたと容赦なく女を斬り捨てた浪人が、ヘイヨー!とラップを歌いまくっても、やっぱり気分的に手拍子なんかできんよ。
冒頭で忠義の家臣・堀田を斬り捨てた悪人も結局身体的罰は受けないし。江戸時代とはいえ、こういう殺人者を活かす結末に、理不尽な苛々が募った。
中尾隆聖の水戸光圀は、カツラもヒゲも格好も似合い過ぎで、ソロの歌もバックダンサーぶりもお見事。そして殺陣がとっても上手い。
関俊彦の格兵衛は、堅物で律儀で実は惚れっぽい、光圀を諌めたりお護りしたりと活躍、もちろんソロもノリノリ。
川島得愛の吉保は、伝説の両刀使いで、くノ一をも誘惑するタラシぶり。
客演は4人。丸川敬之の小鉄は、浪漫活劇『るろうに剣心』の瓦版屋とカブって面白いな。秋葉陽司の風車はチャーミングな太めで、目線の切れ味もイイ。ユニコは蛇女のごとく、軟体女優の存在感をしなやかに発揮。
そして、ようやく叶った中尾隆聖と田中真弓の共演。
田中真弓さんはお銀ならぬお金だが、忍びにジジイに貫一と変化、張りのある歌声とユニークさで席巻していた。
でも真弓さんは脚でも骨折されたのかな。舞台上で一歩も動かず、本来の忍び役としては違和感しかない。どうやら左脚はいいけど右脚が不自由そうで、オケの中にも椅子が用意されていた。
初日のカテコでは、俯せ気味で半分涙目ぽくなってた。このまま脚のことは伏せたままでやり通していくのかな。お早いご回復をお祈りします。
パンフとサイン入りポスターを購入。
ポスターには田中真弓さんのサインもありお得。
紙を丸めてるだけなので、明日からの雨対策で傘用ポリ袋が必要かもね。
次の観劇は23日マチネ。
今日は最前列上手だが、次は2列目下手席。

























