舞台 熱血硬派くにおくん 乱闘演舞編 | アクエリアス

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SOLID STAR プロデュースvol.16 舞台『熱血硬派くにおくん 乱闘演舞編』


人気ゲームシリーズ「熱血硬派くにおくん」の舞台化。
ゲームもキャラクターも全て未見だが、溝口琢矢くんが出るので手を出してしまった。



熱血シートの特典はクリアファイル。何とか昼公演に間に合ったとか。


3列目通路側で観やすいが、通路演出はなし。一般の硬派シートは8列目以降だがガラガラ。スペースゼロでこんなに空席が目立つ舞台も珍しい。

お花スタンド

















熱血高校の熱血硬派な"くにおくん"が、仲間のひろしを救うため、こうじやすがた、他校のりきと共に、ライバル校の挑戦を受けて闘う話。

くにおくんは、強きを挫き弱きを助ける正義の不良だが、言い寄る女の子には滅法弱い少年。女の子キャラが3人も登場するが、恋愛モードにはならないのがポイント。
溝口琢矢は運動神経がよく、バネのあるアクションや殴り合いもこなし、芝居も堅実。みぞたくはアニメ声優を務めただけあり、ドスの効いた太めの声も出せるのがイイね。チームワーク力も抜群だ。

寺山武志、田中涼星、小沼将太らが脇を固めて盛り上げるが、3人とも長身の歳上なので、ともすると、みぞたくくにおが埋もれてしまいそう。逃げ回って落ち着かない武子直輝は、あまり美味しさがない。
橋本全一と秋沢健太朗のガチな体術が本格的ぽくて見どころ。才川コージは相変わらずクルクル回ってる。二葉勇&二葉要の双子はよく動けるので、これからの2.5次元でも使い勝手がありそう。

戦場といっても高校生だし基本ゲームなので、ドッジボールにゲートボールにマラソンと、そこまではまずまず。ボールがエアではなく、紙パネルだったのが工夫感か。
ところが、飛び入りのキラーが出てきて、途端にマジモード。デッカチャンの攻撃は置いといて、さぶの短銃は反則だよな。銃で脅され一歩も動けないくにおくんの図は、くにおくんワールドを汚された気分でウンザリした。

ゲームを知っていたら、キャラやイベントなども楽しめたかもだが、知らないと何のこっちゃでつまらなくて、3列目でも度々ウトウト。みぞたくが出てくると眼を覚ますといったパターン。
キャストの熱演には拍手を送るが、イマイチ乗り切れない、観ても観なくてもよかったような舞台であった。

アフタートークがあったので参加。
田川大樹の演った"むらさき"はゲームでもそんなに情報がなく、ほとんど自分で作り上げたとか。肝心のみぞたくのトークが観たかったが、マチネのメンバーで残念。
でもみんな「乱闘演舞編」の続編を望んでいたっけ。続編があったとしても、キャラによってはキャス変になりそうだ。

みぞたくの"くにおくん"は、仮面ライダーゴーストの"シブヤ"のツッパリバージョンが基本になってるのかな。