舞台 魔界転生 | アクエリアス

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日本テレビ開局65年記念舞台『魔界転生』



山田風太郎の不朽の原作を、マキノノゾミ脚本、堤幸彦演出でおくる。

明治座ののぼりが賑やか










アミュモバ特典の写真(猪塚健太)

島原の乱で滅ぼされたキリシタン一揆の指導者・天草四郎が死者蘇生の術「魔界転生」によって蘇り、歴史に名を残す剣豪たちも次々と転生、時空を超え悪鬼となり幕府滅亡を謀る。
幕府の命を受けた柳生十兵衛は、配下の柳生衆と共に、魔界衆たちと死闘を繰り広げる。
アクションとカルトとスペクタルの世界が融合した、壮大なエンターテインメント時代劇。

映画、ドラマ、アニメ、舞台と多数のメディアミックス展開をしてきた娯楽作。
最近だと、深作作品をオマージュした劇団ヘロヘロQカムパニーの舞台『魔界転生』が記憶にあるが、今作も映像と芝居のミックス活用した舞台になるだろうと予想。

プロジェクションマッピングの映像はさすがに凄かった。カメラワークも上から横からと多角的。
明治座の花道は使用しないが、通路は何度も使われ風を起こす感じ。盆を使ったセット変わりも場面転換をスムーズにし、時空を広げていく。
空を飛ぶ四郎のフライングはピーターパン並み、アクションでもバク転と共に使われる。やはり色んな武器を使った、激しい殺陣や立ち回りが最大の見どころだろう。

堤幸彦版『真田十勇士』(映画のEDアニメ含む)の流れで観ると、色々と泣けてくる。
シリアスにエログロ感もあるが、前半は特に軽いノリと小気味いいテンポで、基本笑える。
負け犬たちてもある、剣豪オールスターのノリはニチアサ風で、彼の人の「変身!」には拍手喝采。

松平健さんの殺陣は本物の「必殺」剣で、その立ち姿や切っ先を観るだけで息を呑む。
るろ剣の「不殺」とはある意味真逆だろう。

『99才まで生きた』からの村井良大&松田凌&玉城裕規が魔界転生では其々立場が違う中で立派な成長ぶり。その中でも凌と玉ちゃんが「来世で」と交わす場面は、思わず『メサイア』が浮かんでしまった。
木村達成のオデコ、猪塚健太の野性味、蒼木陣のバク転が印象的。
栗山航の変顔に幕が降りるまで癒された。

エンディングは全員が入り乱れての踊りで楽しそう。
浅野ゆう子の手を引いた溝端淳平の笑顔がやっと観れた。
上川隆也さんは、終始お茶目でノリノリで、いざとなると凛々しくカッコいい。

豊臣家宝刀として骨喰藤四郎がキーアイテムになってたが、柳生十兵衛の愛刀に三池典太が出てきたり。どうせなら、対魔物で用意した妖刀村正まで言及してほしかった。