『ルドン ー秘密の花園』@三菱一号館美術館
フランスの画家・オディロン・ルドンが描いた中で、植物に焦点をあてた世界で初の展覧会。
ドムシー男爵の城館の食堂を飾った食堂で、三菱一号館美術館が所蔵する最大級のパステル画「グラン・ブーケ(大きな花束)」と、オルセー美術館が所蔵する15点の壁画を合わせて展示するのが見どころのひとつ。
男爵城館の食堂を飾った装飾のうち、3階の10点はBCD、2階はAの5点とCのグランブーケとなる。このことを学芸員のすべての方は把握しきれてないようで困惑。展示其々に「ABCD」の表示が必要だろう。
合計16点の壁画は春夏秋冬をイメージしたような感じ。
食堂を模した空間もあり、四面に飾られたコピー絵は撮影可能。あとで見返すのもいい。
出品作およそ90点のうち大半は、オルセー美術館、ボルドー美術館、プティ=バレ美術館、ニューヨーク近代美術館、シカゴ美術館など海外の主要美術館の所蔵作品。それらが一斉に会する規模も珍しい。
黒で描かれた作品は、どれもこれも水木しげる作品に出てくる妖怪の絵のようで、怪奇で不気味で暗い。<植物人間>などは、漫画に出てきそうなキモさ。
だが色鮮やかな濃淡なパステル絵は、気持ちが解放されたような感じ、クリアではないぼやけた曖昧さも魅力。
ファンタジーな中にも、内面や感情を含ませた異色な絵で、いまにも動きそうなアニメ的な雰囲気だった。
『ルドン秘密の花園』展の音声ガイドは石丸幹二さん。シアタークリエ上演予定の『シークレットガーデン』繋がり。
ディコン役の松田凌くんの稽古もそろそろか。
6年前の2012年4月に上演された、松田凌くん主演の「斎藤一篇」が、先ほど観たミュージカル薄桜鬼の始まりというのも、色々と感慨深い。













