映画『空海ーKU-KAIー美しき王妃の謎』日本語吹替版
夢枕獏の小説「沙門空海麿の国にて鬼と宴す」を基に、チェン・カイコーが監督した、日中合作のエンタメ大作。
唐の都・長安に渡った修行僧の空海が、詩人の白楽天と共に、相次いで謎の死をとげる怪事件の真相を追うが、約50年前に起きた楊貴妃を巡る悲劇にたどり着く物語。
中国のタイトルは「妖猫传」らしい。
空海が出てくる話だが、黒い化け猫が主役であり、後に白居易となる白楽天の長恨歌にまつわる話でもあり。
過去と現在が交差する構成だが、シーンのブツ切れや短いカットが多く、落ち着いてじっくり味わえない。キャラクターにもなかなかのめり込めない。
史実の登場人物を使った巧みなフィクションは、オタク心を擽り、男同志のバディものだと更に旨味を増す。
頭脳明晰なクール男と、芸術的融合的なホット男の組み合わせは、ホームズとワトソンにも似てる。白龍と丹龍の義兄弟の関係は、情と実の究極の選択だろうか。
劇中に出てきた蠱毒ときくと、すぐ漫画「ふしぎ遊戯」が浮かんでしまう。空海の世界ではもっと壮絶な毒だった。
衣装や美術が豪華絢爛、CGを多用した幻想的世界観も美しく、押井守や今敏のアニメを観ているかのよう。
日本では全スクリーンが日本語版。原語で聴きたい人もいるだろうが、豪華吹替えキャストに注目。
淡々とやり取りが進行する中、「西瓜いらんかね~」の山寺宏一さんボイスにホッとする。
前半はとにかく陳雲樵の桐本拓哉さんワールド。巻き込まれる春琴の沢城みゆきさんが楊貴妃のような美声。
六平直政さんの黒猫声が凄味があり過ぎ。
バディものだし、白楽天の高橋一生さんの声は、森田成一さんに似てる気がする。
空海の染谷将太さんは、常にニヤついていたりと不気味な顔つきに馴染めない。おまけに本人の声の演技が棒読みで硬くて、声優には向いてないかもしれない。
スーパーフライデー
サーティワンのアイスクリーム
イチゴ&バナナ





