NAO-TA!プロデュースvol.10『見えても見えなくても』初日
TARAKO&渡辺菜生子のプロデュース公演の最新作。
TARAKOの脚本、堤泰之の演出で、『月の角度』の出演者メインでおくる。
「このお話は、2人に捧げるオマージュとなりました」
渡辺菜生子さんのリーフレットのコメントを読んだだけで、もう開演前から涙がじわっ。そのお二人のことを思い出しながらの観劇となった。
チビ・デブ・ノッポのトリオ芸人、エセ関西ガールズ。
千恵子が40代後半で突然逝き、残された者たちは過去と未来を見つめるが、千恵子の姿が見えるあきは、見えない昌子と心のすれ違いを感じる。
緒月遠麻はやっぱりデカくて、立っても座っても圧倒されそうだが、見える時の細かい表情がとてもキュート。
TARAKOはケンタを幾つ食べたんだろう。ダダをこねたり叫んだりとエネルギッシュ。
渡辺菜生子は上下繋ぎの長スカートが定番で、ピンクから黒に変わり、灰色から白へ落ち着く経緯が興味深い。
小林美江はNAO-TA!初参加には見えない逞しさがあり、話し方も佇まいもチャーミングだ。
中尾隆聖はちゃらんぽらんなボケっぷりと、師匠らしい威厳を併せ持つ存在感。
出会いから結成など回想シーンを折り込み巧みな構成で、特に姉弟の会話はシンプルだけどグッとくる。奏太の榎木薗郁也は地味だが誠実さがいい。
「あいたくて あ〜いたくて♪」が何度も歌われているが、そのサビの部分しか思い出せない。
むしろ劇中でたまに耳元に届いてくる曲のフレーズが「みずいろは涙いろ♪」に聞こえてきたりする。あれは阿久悠さんの詩だったな。
トリオの衣装の色と同じ、襟の小物がかわいらしい。
セットのボックスにも描かれているが、青と黄とピンクの笑顔に包まれる空間にちがいない。
終演後、全員揃った中でTARAKOさんが挨拶。
公演グッズの値段の表記が「ウソついてました」と訂正。
結局、全員サイン付き台本とトートバッグのセットを買ってしまった。赤いトートは肩に下げられる紐の長さ。
次回公演は6月『たいせつなきみ』。
新キャストを迎え再演。鶴ひろみ追悼公演となる。
27日付の読売新聞の夕刊。
声優ミュージアムについての記事。
中尾隆聖さんの写真コメントもあり。








