少年社中 ピカレスク・セブン | アクエリアス

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少年社中20周年記念第一弾
少年社中×東映 舞台プロジェクト『ピカレスク・セブン』
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少年社中と東映、豪華キャストでおくる、少年社中20周年記念第一弾公演。
毛利亘宏よ脚本・演出により、今世紀最大のピカレスクロマンが幕を開ける。
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トクガワイエミツの治世。冥府より蘇ったイエヤスによって世界征服されようとし、阻止せんとする7人の極悪人。
マクベスとイエミツ、2人を巡る物語は混沌の中、壮絶な戦いを繰り広げる。

日ノ本を手に入らんがため、古今東西の「悪」が集結。
毛利さんのイメージする悪人とは、登場させたい悪人とは、こういうメンツだったのか。
できれば洋モノは除いて、和モノの悪人だけで展開してほしかった。
たくさんの「悪」が集中し重なると、其々個々の「悪」が薄くなることが判明。私のイメージと記憶では、マクベスの悪はこんな小さなものではないし、リチャード三世はもっともっと非情だったハズ。逆にイエミツはかなりの悪だと思ってたが、ここではかなりの善人になってて落胆。

白熱した芝居と、キレのある殺陣やアクションで、凄まじい熱量が充満し、エキサイティングな舞台ではある。
マクベス鈴木勝吾とイエミツ宮崎秋人は、確かな経験値で牽引し世界を膨らませる。前半で勝吾くんが1曲歌うかと思ったらナシ。秋人くんはちょい声が掠れ気味かな。

椎名鯛造と唐橋充は「最遊記歌劇伝」からの息の合ったコンビ。細貝圭はユキムラではなくノブナガか。
魔女の井俣太良はヌルハチとして狂言回し役。魔女の大竹えりはマクベス夫人が強烈。マクベスサイドの話は途中までで、バーナムの森のグリーンまで出てこず。
イエヤスの大高洋夫、ヒデタダの甘浦裕介らのトクガワ三代記は密だが、ハンゾウや春日局の描き方が薄い。
佃井皆美はセクシーな出で立ちとカッコいいアクション満載だが、役的には女女していて可愛さが先にくる。
加藤良子のピピはある意味最強だが、曖昧模糊な存在。

総勢22人の悪人が一堂に揃う絵面は圧巻、個性も垣間見得て、さすがキュウレンジャーの毛利さん。
だがキャラクターが湧いては消え復活してと焦ったく、少年社中ネタはあれど、新鮮さやヒネリもない。笑いも掴めず、ジンとしたりシビレたりすることもなく、余韻も感動もわかない。

ラスト近くでタイトルロールの7人が揃い、『髑髏城の七人』の如く見得をきる場面は見どころ。ムリやり黒に変身した主人公と、サブキャラに名前のないモブキャラもいて、少年社中はこれがやりたかったんだなとニヤリ。髑髏城というより、あの城だし。

客席降りの演出があれば、もう少し活気づいたと思う。
せっかくの1階前方通路側で、舞台は観やすかったが勿体無い。忍ミュだったら小躍りしそうな席だった。
平日昼とはいえ、1階後方席はガラガラ。2階席も空席だらけか。豪華キャストながら、思ったよりも客が入っていない舞台なようだ。
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カテコは、勝吾と秋人の挨拶のみ。
終演後、スペシャルカーテンコールショー。
テーマ曲に、神谷浩史のキャラ紹介ナレーション、キャストの特別仕様のポーズで、それなりの盛り上がり。
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キャストの新たな魅力と格好良さを観れたし、私には1回だけで充分な舞台だった。