PENALTY KILLING remix ver. | アクエリアス

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風琴工房 2017夏『PENALTY KILLING remix ver.』(ペナルティーキリング remix ver.)
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風琴工房で2年前に好評を博したアイスホッケー演劇の改訂版。
実在のアイスホッケーチームと選手らをモデルに、主宰の詩森ろば氏が脚本・演出。
前回のキャストに、よく動ける俳優を集めて、シアタートラムにて再演のFACE OFF!
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中央にアイストラックを設営し、正面と向正面の席を配した舞台。上部に横長の電光掲示板モニターがあり、設定や用語の文字や数字が映され、これが重要なキイとなる。
開演前に、アイスホッケーのプチ解説をしてくれたのが、照井健仁&碓井将大&復活した田島亮の若手3人。面白い掛け合いで説明してくれるが、図式が無いのでイマイチ伝わり難い。
タイトルの『ペナルティーキリング』の説明はだいたい。つまりペナルティーを取られた選手が2分間戦力外となった状態、絶体絶命の意味合いも込められてるのかな。

若い3人以外の俳優は、ほぼオジサンばかりで、見知った顔の人も少ない。しかも髭面やヤンキーや太ったヤツ、ベテランから中堅まで、似通った特徴の人が多くて混乱。最初から最後まで、顔と役者名とキャラ名とニックネームをはっきり区別するのにちょい手間取ってウンザリした。

ラグビー演劇『ALL OUT!』だってレギュラー16人から随分減らして舞台化したし、アイスホッケーの試合は基本6人なのだから、もう少し人数を減らしてもよかったのにと思う。
だから一人一人を把握するのに気を取られ、個人の個性や事情や関係性まで充分に行き届かず、結果的に誰にも感情移入できずに終わった。

前半は、人間関係や過去話、葛藤やぶつかり合いの会話がずっと続くのでやや退屈。似たような会話パターンとか、やたら怒鳴り合うとかでつまらないが、動きながらの台詞や激昂しての吐き出しなので、言葉や単語がしっかり聞こえてこない。特に説明台詞が多い監督役の人は、滑舌がイマイチなのか、大事な所が伝わってこない。
そんなのがずっと続くと、聞いてるこちらも気持ちのやり場に困り、だんだんと興味が薄れて、たまにウトウトしそうになった。
従兄弟同士の人や、監督が選手時代のメンツなどが語られるが、判別できない中での話なので、どうでもよくなったり。学生時代からのライバルである碓井アサヒと田島シンリの対照的な考えは面白いが、その後を深く描きはしないので、彼らの成長と変化が感じられず、気分的には中途半端。

後半は敵チームとの試合で、みんなホッケー仕様のユニフォームを着用、一応名前も明記してある。
ところがこの試合、敵側5人をアンサンブルで固めるも、ダンスやパフォーマンスが主体。敵側のヒップホップダンスは素晴らしく、華麗でダイナミックだが、およそアイスホッケーとは違う表現。
ラグビーと同じく、アイスホッケーも激しさや力強さがあると思ったが、スピード感や迫力にも乏しく、試合の展開も分かり難い。
結局は、観る方の想像力に委ねたやり方に終始、もっと試合の表現方法に工夫がほしかった。

キャストの意気込みや熱気は伝わってきたので、あとは脚本と演出、スタッフワークの問題だろうか。
題材は面白いので、さらなる改訂版を望みたい。
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終演後は、モデルとなったアイスホッケーチームから、主将とゴールキーパーの2人をゲストにお呼びしてトーク。
詩森ろばさんって女性の方だったのか。モデルとなった2人を演じた役者も交えて、興味深い話も聞けた。
他の役者もシャワーを浴びてスッキリした格好で、話を聞きにやってきて、外側の長椅子に座る。
碓井くんの「僕はサッカーをやってましたが、ゴールキーパーはやっぱり怖いですか?」という質問に、イケメンのGKさんが「練習中はこわいです」と苦笑い。
和気藹々としたクロストークに会場も盛り上がった。
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