水島裕プロデュースvol.5『笑う朗読』千穐楽
日本初!(おそらくですが)大笑いできる朗読、再び。
2年前はシアターモリエールで開催された「笑う朗読」。
今回はキャパも広く、品川プリンスホテル クラブeX。
水島裕さんのスカウトで、野沢雅子さんを筆頭に、前回以上に豪華なメンバーが集結。
脚本は新作4本立てのオムニバス。演出に野坂実さんを迎え、一部Wキャストでの上演。
1階は中央のステージをぐるりと囲んだA〜Dブロック席に分かれ、左右にサブステージと花道を配す。舞台真ん中の盆を利用して、観にくい場面や観やすい場面を満遍なく割り振るシステム。
四面上に設置されたモニタ画面には映像、音楽や効果音が絶妙であり、照明が実に上手い。本格的な舞台演出だ。
開場後から、着ぐるみの水島裕さんがお客様を明るく丁寧に誘導、握手までして貰える。
前説では裕さん自ら、特殊な舞台形式について詳細に説明。見えない部分は「心の眼で見てください」と。
朗読作品は4編。
「あの世で唄えば」瀬名快伸
冥土喫茶が登場し、井上母娘、もとい井上姉妹がメイド服で共演。大塚明夫の犬は「待たせたな」で反則だがw、関智一の変態妖怪はさすがのキモさ。脚本の瀬名快伸がオネエで登場。ボイトレにはもっとハードでリアルなスキルが欲しいところ。
「おかわり自由日記」小林由美子
小林由美子ブログ原案による前回からの続編。赤ん坊から保育園児に成長した子供に手を焼く母親の眼差し。寿美菜子のほぼ独壇場。節分の豆まきなら、予め小箱に豆を入れとけばいいじゃんとツッコミたいぐらい、他人の子育て日記などどうでもいい内容。
「戦友」さだまさし
ベテラン大塚明夫と山寺宏一の夢のイケメン対決。緩いけど白熱したやり取りとアクションは、まさに舞台劇。
「MACO 〜ぼくの姉貴〜」酒井晴人
野沢雅子さんの野沢雅子さんによる野沢雅子さんのための朗読劇。登場キャラの名前すべて、これまで野沢雅子さんが演ってきたもので、知ってる人ほどニヤリ。山寺宏一が弟・鉄平役で、語りで狂言回し。
小学生から壮年まで自身と同年代の役を、子役を含めて全員が演じる。小野賢章と島崎信長、潘めぐみと悠木碧のコンビが面白い。水島裕は初恋の相手か。
MACO50代の野沢雅子の台詞は、慈愛に満ちた艶っぽい声でウットリ。相手の関智一が少年のような顔で受ける。
夢と希望とアクシンデント! ギネスビールってホントにあったのか。
「本物にはかなわない」「ツナギは明夫さんで」と巧みな舌戦の山寺宏一さんに、みんな口々に「山ちゃんヒドイ」。
それだけでは終わらず、ラストはギネス受賞の野沢雅子サマおめでとう!祭。
雅子さんをエスコートする信長くん、雅子さんにお願いして自らカメハメ波を食らう憲章くん、水島裕さん達が雅子さんとの思い出を語る。
1階席からは酒井晴人さん、バルコニー席からは野坂実さんが、水島裕さんから紹介されて顔を出して挨拶。
今回の「笑う朗読」は確かに本格的な演劇で、見応え聞き応えもあって、笑ったり感動もしたりした。
トリプルカテコまであり、最後の最後まで、あたたかい拍手と喝采が、出演者やスタッフを讃えていた。
次回、ラフィングライブ第三回公演『キャッシュ オン デリバリー』は11月上演決定。
これも劇団あかぺらで高木渉が演っていた作品。ぜひ観たい。














