bpm公演 ESORA | アクエリアス

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bpm EXTRA STAGE『ESORA』
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エンターテイメント・ユニットbpmの番外編公演の5年ぶりの再演。
bpmメンバーをのぞきキャストを殆ど入れ替え、新たに構築された世界観になっている。
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とある港に停泊するボロボロの海賊船と、その近くの本屋。誰もが秘密と闇を抱えながら静かに営む中、海賊らが再び襲撃し、悲劇の幕開けが始まる。

現在から25年前の過去を回想し、更に過去から7年前を回想する、三重仕立ての展開。
18歳位だった若者は、壮絶な体験を経て25歳の本屋の主人となる。8歳位だった子供は、15歳位の少年に成長している。
そして15歳位だった少年は、40歳位の中年男となり、総てを語り始める。

誰もが、誰かを見護り、誰かを案じ、誰かのために生きようとしている。
そんな繋がりを、楽しさを喜びを、一瞬のうちに打ち砕こうとするのが、刀や銃の武器であり、野心と欲望の人たちだ。

初演は東日本大震災の直後。数々の舞台公演が潰れ、上演されるのか疑問視しながら足を運んだ俳優座。
時期的に本当に辛くて、舞台もシンドくて切なかった。涙目になったことを覚えている。

今回は哀しさや切なさはそのままだが、何だか晴れやかな気分にさせた。
脚本の一部とか、演出部分も少し変わったのだろうか。それとも、新たなキャスト達の意識や、作り手の思いが変化したのだろうか。
初演は命の大切さが痛烈に伝わってきたが、再演はむしろ生きることの素晴らしさか。一歩も二歩も先をいってるような気がした。

バートンの宮崎秋人は、さすが自らオファーしただけあり、覚悟や真剣さが並々ならぬ。結構タフで情感豊かな芝居。こういう表情が彼の魅力なんだろか、と思うところが何度かあった。

マーティンの平野勲人、マシューの菊地創、ジョージの佐久間祐人は、さすが手練手管の上手さ。
オリバーの丸目聖人は、刀ステなど最近人気作に立て続けに出ている注目株。磯貝龍虎はガタイがデカイ割には村人ブライアン。

美波のソフィアはちょっと近寄りがたい美形。ファーストサマーウイカのキャスリンはハキハキして好みだが、どっちが役名なのか混乱。
前説も担当した楠田亜衣奈のリドリーは、アニメ声の甘辛さを発揮。

お目当てのひとり、三上俊は海賊役だと予想はしてたが、まさか頭のギリアムだとは。麗しき冷酷なボスとして迫力はあったが、内股歩きとたまに出るオカマ言葉は計算付くなのか。
内堀克利のスパイクは声が実によくダンディ。
脚本も演出も担当せず、純粋に役者として出演の西田大輔は、キレのある殺陣を披露し圧巻。

そしてキーマンのリュックとガイの兄妹。
bpmのリーダーとなった猪狩敦子は、変わらず愛くるしい存在感。
脚本・演出の他、ガッツリと出演し、殺陣やアクションも見せる浅沼晋太郎は、初演よりも若々しくなってるw。

初演はパンフを買おうかどうかだいぶ迷ったが、今回はあっさりとやめた。
初演はもっと悲劇性があったと思ったが、今回は何だか削られていて、物足りなさ感もある。

カテコで全員が立ち並んだ様子を見ると、つくづくbpmとアンドエンドレスの合体作だなとしみじみ。
「ESORA」とリンクしているのが、西田大輔の「NEW WORLD」だっけ。
お互いにリスペクトし合っている浅沼さんと西田さんが、互いに親指立ててアイコンしてる様子が微笑ましい。

浅沼さんの左靴に葉っぱが生えていた。
舞台という白いキャンパスに描かれたエソラの絵が、二重映しになって3Dのように迫った。