草凪みずほの原作コミックの舞台化。
アニメは観ていたが、今回の舞台はアニメの先の先の話。
城を追放され目的のため旅を続ける主人公ヨナと用心棒のハク、ヨナの父を殺したスウォンなどの詳細は回想のみ。
龍の血を引く戦士・四龍との出会いも省かれ、お役立ちユンを含め、7人での旅の途中のエピソードのひとつ。
庶民が麻薬に蝕まれた水の都で、売人のヒヨウを、ヨナ達が退治しようとする話。
原作は未読なので、キャラ設定は踏まえつつ新鮮な展開。
ヨナは既に覚悟と力を備えたジャンヌダルク的ヒロインとして描かれてるので、少女の成長と自立をうたったカタルシスは、専ら水の部族長の娘アン・リリの担当となる。
さすが2.5次元舞台。
ビジュアルはまずまずだったが、声や動きが付き話が進行するにつれて、どんどんキャラクターに近くなり、より舞台に面白味が出る。
特に碕理人のスウォンは声が良く、アニメ以上の凛々しいスウォンでときめく。
アニメでお気に入りのユンも堅実な立ち位置で、樋口裕太が潤滑油として上手い。
四龍もほぼイメージ通り。ゼノの橋本祥平はまたも見事なカメレオンぶり。木村達成のジェハの蹴りに、ワンピのサンジも可能なのではと。
ハクの松下優也は大刀の殺陣をだいぶ稽古したんだろうな。
主人公ヨナの新垣里沙は声もよく通りチャーミング。つま先立ちラブシーンには胸キュン。
賑やかな若手の中で、三浦知之がローボイスの渋い存在感、両刀殺陣が迫力でカッコいい。
15人のアンサンブルが活躍。
開演前から衣装を着けて客席を練り歩き。世界観への誘導が目的かな。暁シート以外の席にはあまり関係ないが。
暁シートの特典はキャラ写真のようだ。
アフタートークではアンサンブル3人の司会。
初日を終えた感想や、デートするならどのキャラがいいかの質問に答える。
理人が役とは真逆でユニークな答えをしたり、裕太が意外とマジメだったり。私もやっぱりユンがいいな。
終了後に、日替わりキャラシール配布。今回はシンア。集める人もいるんだろう。
アニメでは水の部族長の声を石田彰が演ってたので、舞台『神様はじめました』のミカゲみたいに、石田さんの新録で部族長を出して欲しかった。
今回はオリジナル感もあったが、アニメでやってた四龍との出会いの話も舞台で観たかった。
続編とかは作らないだろうな。




