東京凱旋公演。
中山優馬の初座長公演。
オスカー・ワイルドの原作を、G2脚本、グレン・ウォルフォードが演出。
東京公演、地方公演を経て、凱旋公演は新国立劇場中劇場。
美青年ドリアン・グレイが、自身の肖像画の中の永遠の若さに嫉妬し、背徳に溺れていく姿を描く。
若さこそ絶対的な美しさ。
劇中のグレイを美青年の優馬が体現か。
中山優馬くんが40代になったら、只のオッサンになるのか、ロマンスグレーにでもなるのか?
と想像していたが、肖像画のグレイは醜く邪悪に変化するが、あまり老けてはいなかった。
20年経っても、徳山秀典さんのヘンリーもあまり老けないので、オヤジ&美青年のBL臭が感じられず残念。
グレイの執事はそれなりに老けているのにな。
可憐な舞浜美海さんは、ほぼ一幕のみ。
弟役の仲田拡輝くんも、名前が大きく扱われている割には出番が少ない。
金すんらさんは神経質な芝居が見事だが、中盤の出番がイマイチ。
劇中のハープシコード(チェンバロ)は、優馬くんの生演奏っぽい。結構練習したのかな。
ショパンのノクターンが内容にマッチ。優馬くんの歌はまずまず。
肖像画の顔がどんどん変化していく様子はデジタル加工の映像なんだろうか。結構、金がかかってるようだ。
阿片の煙が立ち込める中、チェンバロを弾く優馬くんの周りを、快楽と化した怨霊たちが囲み、陶酔させる世界観が幻想的で美しい。
学生向けの明瞭な演技を要求した演出なのか、全体的にオーバーな芝居が目立ってテンポがイマイチ。
優馬くんの一幕の台詞は棒読みっぽく、二幕からは少し持ち直し。
こういうホラー風味の舞台は、スタジオライフの「ドリアングレイの肖像」の時みたいに、もっと狭い箱でやったほうがいいだろう。
おかげさまで、私も10日後にまた優馬くんを観劇予定。
帝劇で会いましょう。
お花スタンド。



















