OFFICE SHIKA PRODUCE 第三弾
『竹林の人々』東京千秋楽。
丸尾丸一郎の私小説の舞台化。
本人が脚本・演出を手がけ、客演や劇団鹿殺しメンバーと共に、自らも出演している。
少年期に特有な鬱屈し歪んだ「僕」梅竹と、激しくぶつかり合う家族と、孤高な魔物の正体。
ドロドロした暴力的な世界観とは対照的で、キャストは水を得た魚のように、自由に伸び伸びと動いて芝居をして楽しそう。
鳥越裕貴くんは殻の中に閉じこもる内面性を維持しつつ、バネのようなアクションで受け身をとり、明暗キャラを体現。
小澤亮太くんは兄の松竹として、バスケのヒーローとして君臨するトルネード的存在。攻めたり受けたりと色んな魅力をぶちまける。
オクイシュージさんのしなやかな動きと冷めた声が印象的。
丸尾丸一郎さんの父親、美津乃あわさんの母親が、いつもステーキで個性的。
たまに吐きそうな気分に陥るが、フシギと眠気は起きず、予想の斜め下をいく展開を見守る。
キャストの特技がいかんなく発揮され、作り手の熱情がほとばしる舞台だった。
カテコでは、丸尾さんの挨拶とキャストの感想。「トリちゃん」に「オザワ」と、丸尾さんの呼び方に含みがありそう。
次は大阪公演。
作品の舞台は大阪だし、東京よりは盛り上がりそう。




